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輸入車整備事例

気になる振動と大きな異音が発生 ~BMW MINI クーパーS R53のパワステクーリングファンを交換~

投稿日:2020/01/11

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足元から振動と異音が発生したBMW MINI クーパーS(R53)の修理事例をご紹介します。

気になる振動と大きな異音が発生

信号待ちなどで前触れなく急に足元から気になる振動と大きな異音が発生する時があるとの事で整備工場へ入庫いただいたBMW MINI クーパーS。 振動と異音が発生しますが走行には全く支障がありません。

しかし振動と異音が発生するとかなり不安になる程の状態になるので、しっかり原因を究明して修理を行うべくメカニックは各部点検を進めていきます。 発生するタイミングが定期的ではないため、色々な状況でテストを繰り返しますがなかなか症状が発生しません。 不具合症状が整備工場に入庫すると急に発生しなくなる事はよくあるのです・・・。

不具合の原因を解明

このような状態でもメカニックはこの車両のウィークポイントであるアノ箇所を重点的に点検していたその時に症状が発生!かなり大きな異音と運転席足元付近に振動が発生です。 症状が確認でき、異常個所を特定できたので原因も解明しました!その原因とは“パワーステアリングポンプの電動ファン”の不良です。

MINIの珍しい構造

BMW MINI R53のパワーステアリングは電動ポンプで作動しており、ポンプはエンジン後ろ側に取り付けられています。 電動モーターである事と取り付け位置の影響もあり、モーター本体が非常に高温になってしまうので、ポンプを冷却させるための電動クーリングファンが取り付けられる珍しい構造となっています。 ある一定の状態にならないとクーリングファンが回らないため、原因究明のために少し時間がかかってしまいましたが、症状を確実に確認するまで念入りに点検を行いました。

今回の不具合は、エンジン下側のサブメンバーに取り付けられているパワステ用の電動クーリングファンのベアリングが不良を起こしていたのが原因。ファンモーターが回転すると異音を発生させると同時に、ガタガタになってしまったファンが振動を発生させ、その振動がサブメンバーから運転席足元のフロアへ伝わっている状態でした。

パワーステアリングはMINIのウィークポイント

MINI R53はパワーステアリングがウィークポイントであり、電動パワーステアリングポンプ上部にあるパワーステアリングリザーブタンク本体と、タンクに繋がるホースからのオイル漏れが非常に多いのです。 その漏れたオイルが電動パワーステアリングモーターを伝わり、その下にあるパワステクーリングファンにもかかってしまう事で、クーリングファンがトラブルを起こしてしまうのです。 オイル漏れだけではなく、パワーステアリングポンプ不良が原因でクーリングファンが止まらなくなってしまいバッテリーが上がってしまうなどの事例もあります。

修理合計金額は?

不良を起こした電動クーリングファンを交換し、テストを繰り返して問題ない事を確認したのちに納車となりました。 修理代は電動クーリングファンの部品代が約2万円、点検診断料と交換工賃で1万5千円ほどとなり、合計3万5千円ほどとなりました。 エンジンが壊れてしまったのでは?と心配されていたユーザー様はこの金額で収めることができて安心したご様子でした。

まとめ

担当したメカニックは電動クーリングファンがウィークポイントであることを事前に知っていたので、症状をヒアリングした段階である程度予測しながら点検を進めていたとの事。 他のモデルにはない珍しい構造でもあるので、経験がないメカニックだとかなり時間がかかってしまっていたかもしれません。

特に輸入車は特殊な構造となっている部分も多いため、作業するメカニックの知識や経験が非常に重要になってきます。 必要以上の時間や余分な費用が発生しないよう、輸入車の点検・修理や車検は、輸入車に対応した信頼できる整備工場へお任せすることをおススメします。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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