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車検の時はウィンドウォッシャーって関係あるの?ウィンドウォッシャーの重要性と注意点もご紹介

投稿日:2021/02/26

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車検時に、ウィンドウォッシャーは関係があるのでしょうか。車検では、公道で走るために必要な検査をすることになります。ウィンドウォッシャーは、公道で安全に走るために必要な部品に含まれ、検査対象になるのか、ご紹介いたします。ウィンドウォッシャーの詳細についてもお伝えしていきます。

ウィンドウォッシャーとは

ウィンドウォッシャーは、フロントガラスを綺麗にする装置です。専用の液体(ウォッシャー液)を入れて、ノズルから噴射させる仕組みになっています。ウォッシャー液とワイパーによってフロントガラスを綺麗にすることで、視界を良好に保ち安全な走行を続行できます。フロントガラスが汚いままだと、夕方や夜などに対向車のライトが変に光って見えてしまったり、前方が見えにくい状態になったりするので危険が伴います。そのため、ウィンドウォッシャーが重要なものであるのは言うまでもありません。リアガラスにもついているモデルがあります。リアガラスのウィンドウォッシャーやワイパーも同様で、後方視界を綺麗にすることでバック運転時などの安全が確保できます。

常に洗車しておけるのであれば綺麗なフロントガラスを維持することができますが、走行環境や駐車する環境によってそれも難しいので、ウォッシャー液などを利用してフロントガラスを綺麗にします。また、運転中についた汚れにすぐ対応できるように、ウィンドウォッシャーやワイパーの状態を良好に保っておきましょう。高速道路などでついた虫の死骸なども、ウォッシャー液があればその場で対応することが可能になるので、日頃からウォッシャー液の補充もしっかり確認しておくことが大切です。

ウィンドウォッシャーと車検の関係

ウィンドウォッシャーと車検はどのような関係があるのでしょうか。車検項目に、「ワイパー」の点検が含まれています。その時に、ウィンドウォッシャーも一緒に点検します。 先述した通り、フロントガラスを綺麗にし、視界を良好にすることで安全に走行をすることが目的の部品です。ウォッシャー液の噴出口が壊れていたり、ワイパーが壊れていたりすると、車検は不合格となります。ただしリアのワイパー・ウィンドウォッシャーは車検合否の対象外です。

ワイパーは、雨や雪などをガラスから取り除き、拭き取るための大切な部品です。視界が不良だと事故に繋がる恐れがあり大変危険なので、ワイパーやウィンドウォッシャーでフロントガラスを綺麗に出来る状態にしておくことが大切です。ワイパーが故障していれば安全に関わりますし、車検に通らないという場合もあるので、普段から点検などをして万全な状態に保っておきましょう。 日頃どんな状態になっているか確認をしたり、整備工場で点検してもらったりすることが大切です。悪化した状態のままでは、視界を良好に保つことが難しくなります。視界が悪いことで不慮の事故に繋がる場合もあり危険です。

ウィンドウォッシャーの定期点検について

ウィンドウォッシャーは、定期的に点検やウォッシャー液の補充が必要な部品です。定期的な点検をしておかないと、「ウォッシャー液の噴射勢いが足りない」「ウォッシャー液の残量が少ない」という事態に陥ります。原因としては、ウィンドウォッシャーの噴出口が詰まったり、冬季に凍結して出て来なかったりが考えられます 24カ月点検で、ウォッシャー液の噴射口が機能しているか、正常にウォッシャー液が出るか、などの確認項目があります。ノズル、ホース、モーター、タンクから成り立っているウォッシャー、噴射口の左右2か所を点検し、噴射などが問題なくできるかどうか確認します。 点検前に、ウォッシャー液が足りないことに気づいた場合、水道水を代わりに入れるなどしてその場を凌ぐのも方法です。一般的には、ウォッシャー液を入れておくのが当然ですが、もしもの時は水道水で代用しましょう。ただし水道水では洗浄力が落ちてしまう事と、寒い地域ではウォッシャー液が凍ってしまいウォッシャーが出なくなったり、タンクやモーターなどを破損させてしまう事があるので注意が必要です。

ウォッシャー液の補充と交換

ウォッシャー液の補充と種類についてご紹介いたします。ウォッシャー液には大きく分けて種類が4種類あります。用途に応じてウォッシャー液を選び補充することがオススメです。

<ウォッシャー液の種類>

・ノーマル:外気温が、‐5℃以上であれば凍結しません。(オールシーズン用:外気温が、-30℃になっても凍結しません。)

・解氷:寒冷地で重宝します。‐30℃になっても凍結しません。

・撥水:雨水などを弾く効果があります。当時に、汚れにくい利点もあります。

・油膜取り:フロントガラスのギラつきを抑えます。

先ほど、水道水をウォッシャー液の代わりに補充する方法もあると述べましたが、ミネラルウォーターを入れることは避けてください。ミネラルウォーターには、カルシウム塩やマグネシウム塩が含まれるために、タンク内に雑菌が繁殖しやすい傾向があります。タンク内に雑菌などが発生すると、部品の状態が悪くなる原因になる恐れがあります。 また、前述しましたが水道水では冬期に凍結する可能性が高くなります。そして水道水だけでは虫の死骸やしつこい汚れなどを落とすことが難しく、視界を良好にするために使っても悪化する可能性があります。そのため、応急の場合を除いて、普段は必ずウォッシャー液を補充するようにしておきましょう。

ウォッシャー液の補充は、タンク内の残量を確認した時に足りなかったら補充します。タンクの位置や形状によって残量確認が出来ない車種も多いので、定期的に補充するようにすると安心です。補充時は前と同じタイプのウォッシャー液を入れるようにしましょう。例えば、ノーマルのウォッシャー液を使っていたのに、油膜取り用のウォッシャー液を入れてしまうと、化学反応で固まってしまう恐れがあります。 希釈する必要がある場合、取扱説明書通りの希釈をしましょう。間違えてしまうと、冬場に凍結する可能性もあるので注意してください。

ワイパーの交換や点検について

ワイパーも、定期的な点検や交換が必要となる消耗品です。ワイパーのゴムは劣化し、拭き取りが綺麗にできない・拭き取りができないという可能性が考えられます。また、ワイパーのブレード(軸)が、グラついてしまったり故障したり、という場合もあります。ワイパーのゴムは使用状況や使用環境によって大きく変わりますが、半年から1年で交換することがオススメです。ワイパーにも様々な種類がありますが、販売メーカーによって効果が異なるので用途に合わせて選びましょう。 ワイパーの拭き取りなどが難しくなった場合、交換するタイミングであると言えます。定期的に交換すること、ワイパーの調子が悪くなりだしたら交換することがポイントです。どこまでも安全に運転ができるような状態を保つことはドライバーにとって大切なことです。 ワイパーは、カーショップなどで売られているので、自分で購入して交換することも可能です。車種に合わせて取り替えましょう。もし、ご自身でできない場合は整備工場で交換してもらうことをオススメします。

まとめ

ウィンドウォッシャーと車検の関係、お分かりいただけたでしょうか。ウィンドウォッシャーは車検に関わる重要な部品でもあります。ウォッシャー液の噴出口が壊れていたりワイパーが壊れていたりすると、安全な走行に支障が出たり、車検不合格となりますので普段から点検しておくことをオススメします。視界を良好に保ち、安全な運転を続けるためには、ワイパーやウィンドウォッシャーの存在は欠かせません。車検を通すためであったり、ウォッシャー液の補充が間に合わない場合、水道水で対応をすることも可能ですが、基本的にはウォッシャー液を補充しておいてください。 天候や環境によって急に視界不良になってしまう事があるかもしれません。その際に安全を確保できるようにウィンドウォッシャーも普段から自身や整備工場で点検するようにしておきましょう。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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