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ウインカーポジションは車検に通る?取り付ける際の注意点を解説

投稿日:2023/03/15

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ウインカーポジションは、人気のあるドレスアップの一つです。かっこよく見えるため取り入れたくなるかもしれませんが、車検に通るのか不安に感じる方も多いでしょう。

そこでこの記事では、ウインカーポジションと車検の関連性について解説します。装着時の注意点についても合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ウインカーポジションとは

ウインカーポジションとは、車のドレスアップの一つです。ウインカーランプを車幅灯(ポジションランプ)のように点灯させ、ウインカーを出すときには点滅させます。もともとは、欧米車でポジションランプとウインカーが兼用となっていたことからカスタマイズの一つとして取り入れられるようになりました。

ウインカーポジション化する場所によって保安基準が違う

ウインカーポジションは「車幅灯」もしくは「その他の灯火類」として判断されます。それぞれの保安基準は下記の通りです。

<車幅灯>

・明るさ:300カンデラ以下

・ハザードランプ点灯時には、両方のウインカーが点灯する

・夜間に前方300mから点灯を確認できる

・平成17年12月31日以前の車:白、淡黄色、オレンジの色で個数の規定なし

・平成18年1月1日以降の車:白(ウインカーと一体化であればオレンジもOK)の色で2個もしくは4個

<その他の灯火類>

・明るさ:300カンデラ以下

・色は、赤以外にする(白やオレンジの場合:後ろから点灯が見えてはいけない)

・ウインカーの点滅が確認できること

また、装着する場所によってどちらとして取り扱われるかが異なります。次からは、フロントウインカー、ドアミラーに取り付ける場合の基準について解説します。

フロントウインカー

フロントウインカーに取り付ける場合、年式によって「車幅灯」として見なすか「その他の灯火類」として見なすかが変わります。平成18年1月1日以降の車で、ウインカーがバンパーなどに単体でついているのであれば「その他の灯火類」と判断されます。

ドアミラー

ドアミラーに取り付ける場合の適合基準は「その他の灯火類」です。車幅灯は「車幅灯は車の前面の両側に備えるもの」と決まっており、ドアミラーのウインカーは車の側面にあるため、必然的に「その他の灯火類」として取り扱われます。

ウインカーポジションを取り付ける際の注意点

ここからは、ウインカーポジションを取り付ける時の注意点を紹介します。車検に通すために必要な知識であるため、ドレスアップ前に必ず確認しておきましょう。

リヤウインカーには取り付けできない

リヤウインカーには、ウインカーポジションを取り付けできません。尾灯は赤であることが決められており、オレンジ色の光はウインカー以外では使えないからです。おしゃれに見せたいからといって、ウインカーポジションをリアに取り付けてしまうと車検に通らないので注意しましょう。

壊れやすい

ウインカーポジションは、壊れやすいパーツのため取り扱いには注意が必要です。一般的にウインカーポジションのキットのコントロールボックスはエンジンルーム内部に設置します。そのため、湿気などの水分によって故障する可能性が高いといわれています。また、何度も高圧電流を流すという構造上、基盤が故障することも少なくありません。

まとめ

ウインカーポジションは、比較的手軽に楽しめるドレスアップの一種です。しかし、保安基準を守って取り入れないと車検に落ちてしまいます。また、ウインカーポジションキットは故障しやすいパーツである点も注意するべきポイントでしょう。今回紹介した基準・注意点をふまえたうえで、ウインカーポジションのカスタムを楽しむことをおすすめします。




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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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