BMW F30は、主力モデルである3シリーズの第6世代です。スタイリッシュかつスポーティーなデザインと、操作性のよいステアリングから、高い人気を誇ります。ファンの多いモデルですが、経年劣化による故障や不具合に不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。この記事では、F30で起こりやすい故障事例について解説します。
BMW F30 によくある故障、車検に影響する故障
F30は、エンジンオイル漏れや、センサー系の故障が起こりやすい傾向にあります。これらの故障は、そのままにしておくと車検に通りません。万が一深刻化すると走行時に危険を及ぼし、重大な事故に発展する可能性もあります。それぞれの故障事例について詳しくみていきましょう。
F30によくある故障・オイル漏れ
F30では、オイルフィルターハウジングやタペットカバーパッキンからオイル漏れが起こりやすいです。主な原因は、エンジン内部のブローバイガスの圧力です。ブローバイガスとは、ピストンとシリンダーの隙間から漏れ出す気体を指します。ブローバイガスが上手く排出されないと、ガスの圧力が高まってしまい、パッキンからオイル漏れが起こります。
ブローバイガスの排出を妨げるのは、オイルや燃料の燃えカスや汚れであるスラッジと呼ばれる物質です。スラッジを蓄積させないためには定期的にエンジンオイルを交換し、綺麗な状態を保つ必要があります。つまり、オイル漏れを防ぐためには定期的なオイル交換が効果的です。走行距離に応じて整備工場などでオイル交換を依頼しましょう。
F30によくある故障・ブレーキ警告灯の点灯
ブレーキ警告灯の点灯も、F30で起こりやすいトラブルの1つです。ブレーキ警告灯は、ブレーキまわりで異常が起こっている際に点灯します。警告灯の色によって危険度合いが異なり、赤色だとただちに走行中止、黄色の場合はすみやかな点検や修理を推奨する合図です。
ブレーキまわりといってもさまざまなトラブルが発生しますが、F30でよく起こる故障として、ブレーキパッドの摩耗が挙げられます。走行距離が長くなればなるほど摩耗するパーツですが、そのままにしておくとディスクブレーキが削れてしまったり、ブレーキオイルが減ってしまうなどのトラブルにつながる可能性があります。症状が深刻化するとブレーキがうまく効かなくなり、車検に通らないどころか重大な事故に発展するかもしれません。車検と同時に点検し、もし異常があれば交換してもらいましょう。
F30によくある故障・車速センサー(DSCパルスセンサー)の故障
F30に限らず、BMWのF系では、DSCパルスセンサーの故障が多く発生しています。DSCパルスセンサー(車速センサー)が故障すると、多くのエラーがパネルに表示されます。走行に支障はありませんが、ABSやトラクションロールも動作しなくなるため無理な運転は控えましょう。
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F30でよくある故障を紹介しました。
いずれの症状も放置したままの走行は非常に危険であり、車輌にも深いダメージを与えます。長く乗っているのであれば、各部品もどんどん劣化してきています。加えて、輸入車は整備が難しく、工場によっては受け付けてもらえない場合もあります。
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