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車のマフラーは修理可能なのか?故障の原因と対処法について

投稿日:2019/07/17

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マフラー(排気管)の故障があると、いつもと異なる音が車の下や後部から聞こえるのですぐにわかります。 多くの故障の原因は穴が開いてしまったために起こるので、けっして一時的なものではなく自然に治ることはありません。したがって、早急に修理しないとさらに悪化してしまうので放置することは避けなければいけません。

大きい音の原因

アクセルをちょっとふかしてみて、いつもと音が異なる、音が大きいと感じたらマフラーが原因の可能性があります。どうしてマフラーが故障すると大きな音や異音がするのでしょうか。そして、そのような状態になる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

音がいつもと違うと感じたら排気マフラーをまずは疑う

エンジンから排出される排気ガスを車の後部から排出するマフラーは、排気する役目とともにエンジンの音を低減するという消音効果という役割も担っています。このマフラーが故障すると、その消音効果が機能せず大きな音をたててしまう事になります。

マフラーが故障すると消音効果を失う

マフラーの構造は非常に複雑に出来ており、エンジンからの排気音を低減するために数多くの壁や仕切りを通らせることで全体として吸音し、排気音を低減させています。したがって、もし、その仕切りや吸音材が欠落したり穴が開いてしまうと、それが小さなものであっても消音効果が低下し大きな音を出す要因となりえるのです。

どうして穴があいてしまうのか。その原因とは

マフラーに穴が開いたりして故障すると大きな音が出るということは理解していただけたと思いますが、ではなぜ、そのような故障が起きるのでしょうか?その原因を考えてみましょう。

腐食

マフラーに穴が開く最も多い原因とされているのが腐食です。マフラーの材質は腐食しにくいとされるステンレス製であることが一般的ですが、ステンレスであっても腐食しないという事はありません。他の金属と比べて「腐食しにくい」というだけであって、マフラーは過酷な条件下にあるため、長い間使用すれば経年劣化によって錆が発生することが十分に考えられ、その結果として穴が開いてしまうということになります。

走行中の接触

道路整備が進んでいる日本国内においては、走行中にマフラーが路面にあたって傷つくことは、腐食よりかなり可能性は低いもののゼロではありません。車体の下を通るマフラーは非常に長いパーツでかつ剥き出しであるために、段差を超えるときや異物を乗り越えた時、あるいは石などを跳ね上げた時などに傷をつけてしまい、それが原因で穴をあけてしまう事も考えられます。

また、最近はやりのSUVなら比較的安全ですが、スポーツカーなどのように車種によっては最低地上高が低かったり、あえて車高を低くするカスタマイズをした場合はより傷つける可能性が増えてしまいます。

塩害

塩害もマフラーの故障の原因として無視できません。海に近い場所に居住していたり、そのような場所に仕事やレジャーで出かける機会の多い人は、潮風にあたったり海水をあびる可能性が高くなります。そして、そのような海岸部での塩害より身近ものとして、冬場に路面の凍結を防ぐために散布される凍結防止剤による塩害があります。凍結防止剤は塩化カルシウム、つまり塩そのものなので、跳ね上げた雪や解けた水が車の下のマフラーにまともにあびてしまうと、腐食を引き起こし穴が開く原因となります。これらは日本中のあらゆる地域で遭遇する可能性があるので、海岸部での塩害よりも深刻な問題となっています。

マフラー内部に溜まる水

マフラーから排出されている排気ガスには水分が多く含まれており、排気と外気の温度差が大きいと結露のように排気に含まれる水分が水へと変化し、これがマフラーの内部に溜まることによって錆が発生して腐食し、穴が開く原因になります。特に年数が経った車はこのことによる故障が多くなっています。

穴を修理したい場合、どうすれば良いのか

修理の方法としては自分で行うか整備工場でお願いするかのどちらかになりますが、知識のある人以外は最初から整備工場に持ち込む方をおすすめします。

市販の補修用品を使う

もし穴が開いているのがわかり、それが小さなものであれば市販の補修用品を使って自分で修理することも可能です。費用も安く済みますが、補修しずらい場所であったり、複雑な形状で損傷しているとうまくいかないこともあります。また、そのような場所に錆が発生したり穴が開くことが多いのです。そのような場合は無理をせず、自分で直すよりも整備工場でプロに修理や点検をお願いするのが良いでしょう。

整備工場で修理

修理工場においても、小さな損傷でもしっかりとした補修を行ってもらえますが、その分費用は掛かります。 溶接程度で簡単に修復できれば交換部品もかかりませんが、場所によっては一度車から取り外さないと作業が出来ないため、その分工賃がかさむこともあります。

車自体が古くなっている場合

車自体が古いとマフラー以外の部分、例えば取り付け部分やその周辺にも損傷が進んでいる場合があります。そうなると交換部品が多く発生し、マフラーも含めて思ったより修理代が多く発生します。これは古い車を維持するにはランニングコストがかかるといわれる所以です。見積もりを取ってもらい、修理内容や方法を整備工場と相談して検討する方が良いでしょう。

修理費用が高く感じる理由

修理となると部品代以外に工賃も必要となるために高いと感じる方も多いと思います。しかし、マフラー単体の修理であればそれほど高くはないので、実際にどの程度なのかをあくまで相場ですがご紹介しておきましょう。

補修程度ならそんなに高くない

小さな穴なら自分で補修用のパテを使い修理できれば千円程度で済みます。また、修理工場で行う場合は溶接作業になると思いますが、部品代がかからなければ工賃だけですので数千円程度が相場ですが、引き取り納車費用など別途必要な場合はこれに加算されます。

交換となると高額になる

補修では間に合わないような穴や損傷がある場合はマフラーの交換ということになります。交換となると車種によって料金は変わりますが、通常の乗用車で部品代として2~3万円は必要となり、そこに交換に要する工賃が加わります。

修理の必要性と重要性とは

普段はあまり意識しておらず、多少異音がしていてもエンジンからではないとわかると、「そのうち・・」「車検の時に」のように放置してしまう人が多いかも知れません。しかし、早めに修理しないと補修で済むものも交換という事態に悪化することになりかねません。

必要性

マフラーに穴が開くと、排気の音量が大きく耳障りな音質になります。自分で運転していても不愉快ですし、近所迷惑にもなってしまいます。なにより自分自身が健康被害を被る可能性もあります。そのためにも整備工場で修理を行う必要があります。

重要性

マフラーに穴が開いたり腐食による隙間ができると、音が大きくなるだけでなく、有害な排気が浄化されることなくそのまま外へ排出されることになります。このような車は環境被害をもたらすため公道を走ることは許されません。したがって、整備不良となり警察に止められることもあり得ます。もちろんそのままでは車検にも通りません。これがマフラーを修理しなければならない重要性なのです。

穴のあいたマフラーは早めに修理しよう

このようにマフラーに穴が開いていたりすると様々な問題が出てきます。ポイントはなるべく早く修理すること。 自分で補修しても良いですが、うまくいかないなと思ったらなるべく早く整備工場で相談しましょう。早いうちなら安く済むこともありますが、後回しにしていいことは何もありません。

まとめ

普段、車のボディを磨いたり、オイルや冷却水、そしてタイヤの状態などをしっかりチェックしている人も、表から見えずらいマフラーとなると気が回らないかもしれません。気が付くのは穴が開くなどの症状が出てからとなり、思わぬ出費となるかも知れません。そうならないためにも安全運転を心がけ、音の変化にも注意しておき、常に車体の下側も綺麗にしておくことが求められます。マフラーは見えない所で大事な仕事をし続けているのですから。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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