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タイヤにひび割れがあったらどうする?原因と種類、症状から交換タイミングまで解説

投稿日:2020/05/15

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タイヤにひび割れがあったら交換しなければならないの?

自動車のタイヤは様々な材料からできていますが基本的にはゴム製品である以上、使用頻度はもちろんのこと、時間が経過するとともに劣化してきます。そして、年数が経過するとひび割れが発生する場合があります。放っておくとパンクやバーストなどで大きな事故にも繋がりますので、事故を未然に防ぐためにも、タイヤにキズやひび割れができていないか日常点検・整備を行う必要があります。

しかし、少しでもひび割れがあった場合はタイヤ交換をしなければいけないのでしょうか?そこで、今回は、タイヤのひび割れが見つかった場合に交換が必要なのかを、その他の原因も含めてタイヤの交換時期について解説します。

タイヤのひび割れの原因と種類

タイヤに発生するひび割れには複数の種類があります。大きく分けると、小さな細かいひび割れと、線状になっているひび割れがあります。タイヤは他のゴム製品と同じく多くの材料からできたゴム製品なので、劣化などによってひび割れが生じてきます。それは常に使用していても長期間使用されず放置されえている場合でも、程度に差はあってもひび割れが生じます。未使用の新品で、空気圧をかけずに保管されているタイヤでも同じです。

細かいひび割れが多少出ている程度ならそのまま使い続けてもすぐにタイヤ交換をする必要はないのですが、日常点検でひび割れが進むかどうかを確認した方が良いでしょう。最も危険度の高いのは、タイヤに連続して線状にひびが入ってしまっている場合なのです。線状にひびが入るということは、ひび割れが深くなっていて、いつバーストなどのトラブルが起きてもおかしくない重大な問題を及ぼしている可能性があります。したがって、線状のひび割れではないか?と思われたら、早急に整備工場などで確認してもらい、危険な状態であるとわかったら、タイヤ交換をすることをおすすめします。

タイヤのひび割れの症状と原因を細かく分解

ひび割れは様々な種類があるので、症状や原因についてもう少し細かくご紹介しておきましょう。

・セパレーション(トレッドセパレーション)

 症状:トレッド部が引きつったような変形

 原因:空気圧不足、過負荷使用、修理不良


・外傷(カット)

 症状:トレッド部、サイド部の外傷、または、貫通

 原因:障害物や突起物への接触等


・コード切れ(CBU)

 症状:ブリーティングCBU

 原因:パンクの際の引きずり、ショルダー部やサイド部のカーカスやコードが外部からの衝撃などによって破断するなどの損傷


・空気圧不足

 症状:クラック(割れ)

 原因:サイド部のゴムに生じる細かいひび割れや経年劣化、オゾン・紫外線などによる劣化


ひび割れをそのまま放置するとどうなるのか?

上記でご説明したように様々な症状と原因があります。タイヤの劣化、特に線状のひび割れを放置した場合は、バーストなどといった突発的な事故を起こす可能性が高まります。また、徐々に空気圧が減ってくる可能性もあるので燃費が悪化したり、タイヤの寿命が短くなることも考えられます。また、ひび割れが大きい時は、タイヤ交換をする必要が生じてきます。

ひび割れがなければ大丈夫?

タイヤ交換の目安は、ひび割れだけではありません。ひび割れは、多くの場合は経年によって発生するのですが、新しいタイヤであっても、走行距離が多かったり、残溝が少ないとひび割れが見られないケースもあります。したがってタイヤ交換の目安は、ひび割れ以外のキズやタイヤの消耗具合、タイヤの使用年数などからタイヤ交換の時期を見定める必要があります。

タイヤのひび割れがないから交換しなくてよいという事ではなく、タイヤの状態を常にチェックして、タイヤ交換が必要かどうかを判断することが大切です。そういった判断は、一般の方では難しいかもしれませんが、タイヤの状態が気になる時にはお近くの整備工場で相談して、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。

溝のすり減りとスリップサイン

最も多く考えられるタイヤ交換の目安としては、タイヤ表面の溝がすり減っているかどうかでしょう。一般的に交換する場合はこのタイヤの減り具合が決め手になります。新品のタイヤは、7~9ミリ程度の溝の深さがあり、その減り具合を判断するにはタイヤのスリップサインというタイヤの交換の時期を示す印がポイントとなります。このスリップサインは、タイヤの溝が十分に残っていれば見えず、表面に現れたら交換の時期というサインです。

また、スリップサインが1箇所でも現れたら交換する必要があります。スリップサインはタイヤの溝の深さが1.6mm以下であるときに現れるので、例えば偏摩耗して内側はまだスリップサインが現れなくても、外側に現れたらタイヤを交換する必要があります。なお、溝の深さが一部でも1.6mm未満のタイヤは整備不良として法律で使用が禁止されており車検に通りません。つまり、それだけ危険な状態であるという事なのです。

タイヤの交換目安は30,000km

タイヤは車の走行距離が長いほど消耗が早く、走行距離が30,000㎞で交換が一つの目安になりますがそれだけではありません。高速道路などのようには真っ直ぐな道を多く走行している場合より、カーブの多い路地などでの走行が多いほうがタイヤを消耗させてしまうこともあるのです。つまり、使用する条件や環境によってタイヤの消耗には大きな差がでることもあるので、走行距離だけで判断しないで定期的に消耗度合いをチェックする必要があるのです。

タイヤの寿命は10年が目安

タイヤメーカーは製造後10年を経過したタイヤは交換を推奨しています。しかしこれは10年間は問題ないという事ではなく、10年が使用期限としているわけでもありません。あくまで一つの目安となり、タイヤの寿命も交換目安の走行距離と同じく使用する条件や環境によって大きく変化し、特に日中に直射日光が当たる環境に駐車している場合は、紫外線の影響でタイヤの劣化が早まると言われています。タイヤメーカーからも5年以上経過したタイヤは継続使用に適しているかどうかをタイヤ販売店や整備工場で点検することを推奨していますので、定期的にタイヤの状態点検を行うことが安心安全に走行するための重要なポイントです。

そして10年という基準は製造されてからだという事に注意してください。買ったときにすでに2年が経過していれば、あと8年が寿命なのです。タイヤには世界各国共通で製造年週が刻印されています。タイヤのサイドウォールへ4桁の数字が刻印されている場合が多く、下2桁が西暦を表し、最初の2桁がその年の何週目かを表します。例えば3818なら2018年の38週目。つまり、9月に製造されたタイヤということがわかるので誰が見てもわかります。製造された時期が分かればそのタイヤの寿命もある程度推定できますので、愛車のタイヤを一度チェックしてみてください。

特にネットオークションなどで格安の商品を購入するときや個人間の売買においては、タイヤの状態と共に、刻印された製造年月日をはっきりと見せてもらえるようにリクエストしましょう。

まとめ

タイヤは消耗品とはいえ、交換となると大きな出費となるのでやはり長持ちさせたいものです。そのためにはタイヤのチェックとケアをしなければいけません。長くタイヤを持たせるためは空気圧点検が重要です。指定以下の空気圧で長距離走行するとタイヤの消耗を早める原因になります。それを防ぐには、車両指定空気圧を下回らせないように調整・管理することが必要です。逆に空気圧が高すぎるとセンター部の溝だけが減ってしまう事もあります。自分でチェックしたり判断する事が難しい場合は、整備工場に持ち込んで見てもらうと安心できますので、タイヤもプロに点検してもらうことをおすすめします。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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