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タイヤに窒素ガスを入れる理由って?本当に効果があるのかを解説

投稿日:2019/09/28

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皆さんは、タイヤに空気を入れる時、「どんな空気が入ってるのか」なんてこと考えたことありますか?また定期的にチェックしておかなくてはいけない「空気圧」は、タイヤの空気が減ってくることで安全な走行が難しくなることから、空気圧の点検はドライバーに課せられている責任項目ともなります。今回は、このタイヤの空気に窒素を入れたどうなるのか?という点について掘り下げて考えていきたいと思います。

タイヤに窒素ガスを入れる?

カー用品店やタイヤ屋さんなどで、「タイヤの空気に窒素ガスを入れるといいんだよ!」なんて言われたことある人はいらっしゃいますか?窒素ガスを入れる?とはどういうことなのか考えたことある人もいるのではないでしょうか。最近では、ガソリンスタンドによっては窒素ガスを入れることができる場所も増えてきたようです。結果として、窒素ガスをタイヤに入れる人も増えてきました。元々、窒素ガスをタイヤの空気に充填するようになったのは、航空機やレースカーで使用されていた経緯から、一般の自動車でも用いられるという考えが及び、実際にわかる人にはわかるような微々たる違いが感じられるようです。

窒素ガスをタイヤに充填する時には、一度タイヤの空気を抜き切ってから窒素ガスを充填します。一般の空気には、8割は窒素が含まれている為、タイヤの空気と混ざっても何ら問題はありません。窒素ガスを100%充填させる為にタイヤの空気を抜き切るので、仮に空気圧が低くなってきた時に普通の空気を入れたとすれば、窒素ガスの割合が減ってしまい窒素ガスタイヤにした意味がなくなってしまいます。その点は考慮したほうがいいかと思います。

窒素ガスとは?

そもそも窒素ガスとは一体なんなのでしょうか。窒素ガスは、可燃性が無いので事故が起きた際に発火させる危険性がありません。ごく一般的なタイヤの空気では事故が起こった際に発火を助長させる危険性が高い為、窒素ガスを入れその危険性を避けるという狙いもあるようです。

一般的な空気には多少の水蒸気なども含まれ、純粋な空気というものは存在しえないので、窒素ガスを充填すると、純粋に窒素ガスのみがタイヤに入り、窒素以外の成分による影響を受けない点が考えられます。窒素ガスをタイヤに入れる際には、空気圧のチェックを3ヶ月に1度する必要があります。(一般的なタイヤの空気圧をチェックするタイミングと同じくらいの頻度です。)3ヶ月に1度、1度にかかる費用を用意し、また窒素ガスを充填できる設備が整っている整備工場やカー用品店に持ち寄らなくてはいけない手間があります。

タイヤに窒素ガスを入れるメリット

それでは、タイヤに窒素ガスを入れるメリットはどんなことが考えられるのでしょうか。

その1:窒素ガスはガスが抜けにくい

タイヤに充填する空気はゴムから自然と空気が抜けてしまう為、空気圧が下がってきます。そのガスが抜けてしまうことを窒素ガスを入れることで空気圧が下がりにくくなる傾向から、窒素ガスを入れることの利点があると考えられます。全く抜けないわけではありませんが、一般的な空気と比べれば抜けにくいので、オススメだと考えられます。

その2:温度差による空気圧の影響を受けにくい

窒素ガスは、空気に含まれる水分が少ないので、温度差による影響を受けにくい性質があります。通常の空気では水蒸気や水などの水分が多少なりとも含まれているので、気温差などによって体積が変動します。

窒素ガスを充填しておくことで、気温差による膨張などが抑えられるので安定的な空気圧を保たせることができ、結果として燃費向上に繋がります。

その3:タイヤの劣化が遅くなる

タイヤのゴムやホイールの金属などは、水分や酸素によって酸化し劣化します。ですが、窒素ガスを入れることで、水分量や酸素量が少ない為タイヤの酸化や劣化を防ぐ効果があります。

酸化することで、腐食が進んでしまう為にタイヤが持ちにくくなりますが、窒素ガスのおかげで通常のタイヤの長持ち度と比べれば格段に差が生じます。

タイヤに窒素ガスを入れるデメリット

タイヤに窒素ガスを入れるデメリットはあるのでしょうか。

その1:コストがかる

窒素ガスを入れるにはガソリンスタンドやお近くの整備工場、カー用品店などで入れることができます。店舗によって値段が異なるかと思いますが、約500円(1本)かかると考えられますので、4本まとめて充填すると2,000円かかります。通常のタイヤに空気を入れる際には無料で空気を入れることができるだけにこのコストは高く感じる人もいるかもしれませんが、長持ちするなどという点で見ればお買い得かもしれません。

その2:手間がかかる

窒素ガスを充填するとなると、設備がちゃんと整っている整備工場やカー用品店などへ行って持ち込む必要があるので手間がかかります。一般的な空気圧をチェックする際には無料で気軽に近所のガソリンスタンドなどで行えますが、そこができなくなるのは普段の生活サイクルから外れるので手間と感じることも少なくはないと思います。

自家用車に窒素ガスは必要か、否か

自家用車のタイヤに窒素ガスを入れる必要があるのかどうかという点については、賛否両論あるかと思いますが、やはり窒素ガスを入れておいた方が結果として、経済的な効果が発揮されると予想されます。

例えば、空気圧の変動が気温によって影響を受けにくいのであれば、寒暖差の激しい地域に住む人にとってはプラスになりますが、一般的にあまり影響を受けない人には、ちょっと嬉しいくらいの話になるかもしれません。

また、タイヤの劣化についてはよく運転をする人にとっては、タイヤの劣化が遅い方がより長く今のタイヤを使い続けることができるので、行動派の家庭においてはプラスです。摩擦によるゴムの減りや外敵損傷などがあったとしても、内部からの腐食が少なければ劣化しにくいのでプラスですね。

空気圧が安定するので、燃費性能が向上される点なども長距離走る人や車を日常的に使う人にとっては嬉しいポイントとなります。燃費が上がれば、ガソリンを保たせることができるので経済的です。特殊車両(レースカー、航空機など)に使用されているので、実際に窒素ガスを入れた結果、大きな変化は感じられないかもしれませんが、家計簿などから見れば「あ、窒素ガスに変えてよかったのかも」と実感できるかもしれません。(一般的には感じにくい変化なので、大きい変化を期待するのは難しいです。)

タイヤに窒素ガスを入れるのは有効

いかがでしょうか。タイヤに窒素ガスを入れるという話を初めて目にした方もいらっしゃるかもしれませんが、近年では窒素ガスを入れる人も増えてきました。タイヤの劣化が少なく、また燃費が向上される点が期待できるのであれば、経済的な観点からしても窒素ガスを入れてみてもいいのでは?と考えるきっかけになったのではないかと思います。

一度、窒素ガスの設備が整っている整備工場などに持ち寄って、タイヤの空気を窒素ガスに変えたいと相談してみましょう。心強い味方になってくれるはずです。相談していく中で、実際に窒素ガスを充填する必要があるのかないのかを考えるきっかけにもなるので、思い立ったら先ず相談しましょう。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]