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車エアコンの異音が気になる!異音の原因と対象方法について

投稿日:2019/09/10

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うだるような暑さの中、車のエアコンは付けっぱなしにしないと外出はできません。そんな時、急にエアコンからから異音が聞こえてきたら焦ってしまいますよね。万一故障だったら修理代が心配で憂鬱になりますが、エアコンが使えないと車に乗れないのでそのままにしておく訳にもいきません。

当然、車を買ったディーラーや近くの整備工場に見てもらうことになりますが、異音の種類によって考えられる原因が異なります。修理の出費は痛いですが、点検に持ち込む前に異音を聞き分けることができれば被害を最小限に食い止められるかも知れません。

車のエアコン 異音の原因

主たる原因にエアコンコンプレッサーの故障がありますが、他にもブロアファンモーターの不具合があり、エアコンフィルターの汚れなどでブロアファンの故障に繋がり異音が出ることもあります。エアコンガスが減ったことでも異音が出ることがあるなど、その原因はさまざまです。

コンプレッサーの故障

コンプレッサーが焼き付くと異音が発生します。コンプレッサーが動かなくなると駆動ベルトが切れてしまったり大きな異音が発生する事もあります。燃費を良くするためにエアコンをつけない人もいますが、エアコンは適度に使わないと故障することもあります。夏にだけ使うよりも一年中使う方が故障しないともいえます。

ブロアファンモーターの故障

カラカラまたはキュルキュルという異音が出たら、ブロアファンモーターが故障している可能性があります。ブロアファンモーターは風を送る役目があり、故障するとエアコンをつけても冷たい風が車内に送られません。また、通常の送風も出来ないので修理あるいは交換する必要があります。

エアコンフィルターの目詰まり

エアコンフィルターを長く交換しないと、汚れなどが溜まって目詰まりを起こしたり、ブロアファンへ異物が混入してしまいガラガラという異音が発生します。また、フィルターが詰まると冷却効果が落ちるだけでなく、車内に悪臭が漂ったり、汚れを持ち込んでしまいます。交換のタイミングとして10,000km走行または1年で交換することが理想的ですが、最低でも車検の時に交換するようにした方がいいでしょう。また、喫煙したり、ペットを同乗される方はより短い間隔での交換が必要です。

ファンベルトが鳴いてる

ベルトが緩んでいたり亀裂または劣化したりすると、ガラガラやキュルキュルという音がします。万一ファンベルトが切れると、エアコンだけでなくバッテリーがあがるなど、車自体が動かなくなるので早めに交換してもらう必要があります。走行距離30,000kmまたは使い始めから2~3年後に交換しますが、使用環境によって異なるので小さな異音のうちに交換したほうが安心です。

エアコンガスが減っている

コンプレッサーからの異音がウオーンという、エンジンの回転数と同調した音が後でガラガラ音に変化すると、エアコンのガスが減っている可能性があります。コンプレッサーが故障していることも考えられます。異音に気が付いたらエンジンルーム内にあるエアコンガスの確認する窓を見て量を見たり、早めに修理工場へ行きましょう。

エアコンからの異音で症状がわかるかも

異音によって症状をある程度特定できます。似たような音は判断に迷うので自己判断は避けて点検したほうがいいでしょう。

ウィーンという音

エアコンのコンプレッサーに何らかの不具合があると、スイッチを入れた時にウィーンという異音が発生します。原因はコンプレッサーの焼き付きや、コンプレッサーそのものが劣化するケースが考えられます。またはベアリングの不具合という可能性も考えられます。この音はエンジンルーム内で発生します。

ブーンという音

ブーンという異音が聞こえると、異物がブロアファンモーターに付着していることがありますので除去しなければいけませんが、整備工場やディーラーに依頼した方が安心です。この音は室内で聞こえます。

キーンという音

室内に冷たい風を送るためのブロアファンモーターが劣化したり、またはファンモーターが油切れを起こすとこの音がし、異音の大きさが変化することもあります。この音も室内で聞こえます。

ウォーンという音

エアコンのガスの量が不足している時にコンプレッサーから発生する音です。ブロアファンモーターのベアリングから発生することもありますが、エアコンの吹き出し量が弱くならないうちに点検する必要があります。同じくこの音も室内で聞こえます。

ジーという音

ジーという異音は古くなった車によく発生する音で、コンプレッサーの故障が考えられます。また、マグネットクラッチという部品が原因である場合もあります。この音はエンジンルームで発生します。

シューという音

エアコンのガス漏れが起きていと、エアコンとパイプまたはコンプレッサーとの結合部分のパッキンが経年劣化で破れてガスが漏れることがあります。この音もエンジンルーム内で発生し、ガスが無くなると音が止まります。

カチカチという音

コンプレッサーのそばにあるマグネットクラッチが吸い付いたり離脱したりしている可能性があります。アクセルとマグネットクラッチは連動しているので、加速するとカチカチ音が鳴ったり、逆に音がまったくしないのも異常ですので、早めに整備工場へ持ち込む必要があります。この音もエンジンルームから発生しますが、車の近くや室内にいても気付くかもしれません。

カラカラ・カタカタという音

カタカタ鳴るときはブロアファンモーターやガスの放熱用ファンの異音、またはコンプレッサーやベアリングの異音が考えられます。異物が侵入して鳴ることも考えられます。風量に連動して音も大きくなるなら葉っぱなどの異物の可能性は高いといえます。この音もエンジンルームから発生し、場合によってはかなり大きな音になることもあります。

シャーという音

シャーという異音はマグネットクラッチが悪くなると発生する異音です。またはコンプレッサーのベアリングの異常も考えられます。この音もエンジンルームから聞こえ、酷くなるとかなり気になる音が発生します。

キュルキュルという音

ファンベルトが原因、プーリーがベアリングの摩耗による可能性、またマグネットクラッチが滑っていることもあります。この音も同じくエンジンルームから聞こえ、酷くなるとかなり気になる音が発生します。

エアコンの異音への対処法

異音を把握すれば必要な対策を考えることが出来ます。

車のエアコンの修理費用はいくらくらい?

エアコンは修理する個所や費用によって費用が大きく変わり、千円単位で済む修理もあれば、10万円以上かかる場合もあります。ガスの補充程度なら5千円程度で済む場合もあれば、ガスが漏れていたら簡単に作業できるパッキン交換だけでも2~3万円、コンプレッサーの交換ならリビルト品で安価なものでも7万円、新品に交換するなら10万円以上はします。また、エバポレーターの交換だと室内の分解作業が必要になるケースが多いので、コンプレッサー交換費用以上にかかる場合もあります。

ディーラーなら無償で点検してくれる?

新車で購入した場合、エアコンが通常の使い方で故障した場合には新車保証があります。 保証期間内なら規定に沿って無償で点検または修理が受けられますが、保証期間外に故障した場合は相談してみる必要があります。

ブロアファンモーターの修理

ブロアファンモーターが故障した時は通常、新品と交換します。慣れた人ならネットで購入し自分で交換することも出来ますが 自分で部品を購入して交換を整備工場やディーラーに依頼する場合は、部品持ち込みになる事を事前に相談することをお勧めします。

リビルト品(中古)のコンプレッサーと交換する

異音の原因がコンプレッサーの場合は、新品に交換すると費用が相当かかるので、既存の部品をオーバーホールしたリビルト品と呼ばれる中古のコンプレッサーと交換する方法があります。新品を取り寄せるよりも早く入荷することから、多くの整備工場ではこの方法を進めています。費用は新品の7割程度ですみます。

新品のコンプレッサーと交換

新品のコンプレッサーと交換する場合、車種やメーカーにもよるので一概にいくらとは言えませんが、10万円以上は見ておく必要があります。リビルト品か新品に交換するかは車種に判断が必要となり、リビルト品でも品質には影響ありませんが特殊な車種では選択の余地がないかもしれません。

まとめ

エアコンの異音は何らかのトラブルのサインです。使用頻度が高いことから故障する可能性も大きく修理代も高くつきます。異音で気が付く初期症状で早めに対処できれば出費も少なく済み、突然冷えなくなって慌てることも無くなるので、早い段階で整備工場にチェックしてもらいましょう。また、異音に気付けるように正常な場合の音がどんな音か、一度注意して確認して置くことも必要です。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]