インフォメーション

整備

車を長持ちさせる簡単メンテナンスを整備士が答えます。車はメンテナンスをしっかりすれば長く乗ることができます!

投稿日:2019/12/11

メインの画像

せっかく高いお金払って手に入れた愛車ですから、出来れば長く乗り続けたいと誰もが思うはずです。最近の車は壊れないと言ってもメンテナンスをちゃんとしていればこそです。特に複雑な装備が次々と採用されているので、不具合があれば早めに手を打たないと様々な箇所に影響が出てしまいかねません。

また、メンテナンスとは修理するだけでなく、チェックすることも大きな故障を防ぐ重要なメンテナンスになります。「めんどくさいな」と思うかも知れませんが、点検や車検時の費用につながると思えばやる気も起きるのではないでしょうか?

ここでは、そんな人にでも簡単にできる車を長持ちさせるためのメンテナンスと、そのコツをご紹介します。

車のエンジンを守るオイルチェックはメンテナンスの基本

空気に触れると酸化・劣化してしまうので、そうならないうちに交換する必要があります。

オイル交換の必要性

エンジンオイルは、走行する距離だけではなく、期間が経過するだけでも劣化してその機能が低下してしまい、十分な役目を果たせなくなります。エンジンオイルはエンジン内部の機関部分の間に膜を作ることで、減摩、冷却、洗浄、緩衝、密閉、防錆という様々な役目を担っています。したがって、劣化するとその役目を果たせなくなります。

エンジンの燃焼時に発生する金属の細かなカスや、カーボンの混入、そしてエンジンが過熱することによる熱などの多くの要因でオイルの劣化が進み、本来の機能が低下します。さらに劣化したエンジンオイルを使用し続けると、エンジンの性能低下や燃費の悪化、そして焼き付きなどの重大な故障にもつながる可能性があります。しかし、その兆候は徐々現れるので、気づくのが難しいということがあります。明らかにエンジンの調子が悪いとわかるときには相当事態が深刻化しており、高額な修理代を伴う故障になるケースがあります。

オイル交換の目安

エンジンオイルは「走行距離」と「使用時間」によって交換する目安があり、それに沿って交換するのがキホンであり、安心できます。その目安は、ガソリン車なら10,000km~15,000㎞、または1年間。ディーゼル車なら少し早めの5,000km~10,000㎞または1年間で、ターボチャージャーを装備車や、軽自動車は5,000㎞または半年ごとの交換が望ましいとされています。ただし、高速道路を走る機会が多かったりする場合など、使用状況によってはこの目安より早めの交換が推奨されています。

また、整備工場などでオイル交換をした際には、エンジンルームやドアヒンジ周辺に、交換した時期とその時点での走行距離、そして次回のエンジンオイル交換の目安となる時期を示したシールやステッカーを貼っているので、それを目安に管理すると交換時期をうっかり忘れないので便利です。

オイルチェックの仕方

エンジンオイルは定期的なチェックが重要になります。ボンネットを開け、オイルレベルゲージを見つけられればあとは簡単。オイルレベルゲージを抜いたら、先端を一度良く拭いて、もう一度奥までしっかり差し込みます。そして、オイルゲージの上側と下側の印の間までオイルが付着していれば、オイルの量は正常です。下側付近あるいは下回っている場合は不足気味という事になります。さらに、色が真っ黒になっている場合は劣化が進んでいるので要注意です。新しオイルは透明感がある薄い茶色なので、新しいオイルを入れたときに一度見ておくと、その後のチェックで劣化具合が判断できます。

輸入車ではオイルレベルゲージが無く、メーターやインフォメーションディスプレイで確認が必要なモデルがあり、専用の機器が無いと正確なエンジンオイル量が確認できないモデルもあります。そういったモデルにお乗りの方は、輸入車に対応した整備工場で確認してもらいましょう。

また、点検は自分できますが、エンジンオイルを交換するとなると、場所や工具も必要となり、特に廃オイルの処分に困るので整備工場で行ってもらうのが基本です。オイルの種類は年式やモデル、走行距離や使い方に合わせて選択できた方が良いので、オイルのグレードと粘度などを整備工場と相談しながら選んでみましょう。

安全を運ぶタイヤのチェック

タイヤは車と路面を繋ぎ、走る、曲がる、止まるといった基本操作と安全に直結する重要な部分となりますので、タイヤのチェックを怠ると重大な事故につながってしまいます。

タイヤのチェックポイント

タイヤのチェックポイントはタイヤそのものの摩耗具合と空気圧です。タイヤの摩耗具合は目視で行えるのですぐにわかります。まずハンドルをいっぱいに切った状態で明るい場所で見ることが重要です。新品タイヤの溝は8ミリ程度ですから、残り3~4ミリぐらいになるとブレーキングなどの性能が落ちはじめ、パンクやバーストの危険も増します。3~4ミリだと相当減っていますから、目で見てすぐにわかるはずです。

そしてタイヤの空気圧が低い状態では非常に危険な状況になります。特に、高速走行では、「スタンディングウェーブ現象」が起きてバーストする原因になり、他の車を巻き込んだ大事故に発展することもあります。スタンドなどで空気圧をチェックすることでこのような事態を防ぐことが出来ます。タイヤに溝は十分あるか、ヒビ割れがないか、空気圧は適正かといった日頃からタイヤをチェックすることも大切です。

雨が降る前に行いたいワイパーのチェック

ワイパーのメンテナンスの必要性

ワイパーのゴムは、常に雨風にさらされているので、使っていなくてもゴムの劣化により、硬くなったり、ひび割れしたり、そして切れてしまってフロントガラスに傷をつけてしまう事もあります。また、雨の日に十分拭きとれなくなるので視界が遮られたり、油膜で運転に支障をおこす原因にもなります。

ワイパーの交換時期

ワイパーの寿命は1年と言われていますが、こればかりは目安を気にするというよりも普段から気を付けて、少しでもゴムがかけていたり吹き残しがあるのに気が付いたら、その時が交換時期と考えてください。何も変化がなくても一年たったら交換すると思った方が良いでしょう。

ウインドウォッシャー液入ってますか?

そして、ついでにウインドウォッシャー液の量もチェックしておくこともお勧めします。ワイパーに問題がなくても、ウインドウォッシャー液がないと乾拭きしてしまってガラスを傷付けたり、油膜が取り切れなくなって、ワイパーの機能が十分に果たせなくなります。希釈した中性洗剤でも代用できますが、購入しても安いので一本買い置きしていつでも補充できるようにするのもお勧めです。

国産車ですとゴムだけ交換ができるので、部品代の相場は1,000円~2,000円ほどですが、輸入車はゴムを取り付けているブレードごと交換が必要となります。長さの違いや取り付け金具の違いなどに気を付けておけば自分で交換できますが、どちらともカーショップや整備工場に頼んでも工賃は高くないので、オイル交換などの際に一緒に頼むとよいでしょう。

その他のメンテナンス

洗車も立派なメンテナンスのひとつです。日頃から綺麗に保つという事は、美しさではなく、細かな場所まで自分の目と手で確認できるので、タイヤやワイパー、前後のランプ類など知らず知らずに点検する事になっているのです。そして、重要な部分に関しては、気が付いたらなるべく早く信頼できる整備工場に相談することが重要です。

まとめ

車は人の手でメンテナンスすることが前提で造られています。そして十分なメンテナンスさえすれば10年でも10万㎞すぎてもまだまだ元気に走ることが出来ます。常にそのような状態にしておけば多額の修理費用をかけなくて済むのと同時に、売却時には高く売ることもできます。整備工場なら全て任せられて安心ですが、チェックぐらいは自分で行ってみるのもおすすめです。その方が愛着もわき、大事に扱う事にもつながるはずです。 チェックを行った際に気になった個所があれば、信頼できる整備工場へ相談しましょう。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

おすすめ記事