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様々な種類があるブレーキ!車検の時や普段から気を付ける点とは?

投稿日:2021/07/14

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皆さんは車のブレーキについて注目したことはありますか。車検時にブレーキの検査も当然行われますが、どのような点を検査し「合格」になるのか紹介します。また「不合格」となるブレーキはどのようなものなのか知ることで対策が行えるかもしれません。

ブレーキの役割

車のブレーキについて改めて確認していきます。ブレーキがしっかりと機能することで鉄の塊が速いスピードで走行しても停まることができ事故を未然に防ぐことができます。車のブレーキは5種類あることをご存知でしたか? 5種類のブレーキそれぞれについて紹介します。

1.ディスクブレーキ:円盤状のブレーキ(ブレーキローター)を使ったブレーキシステムです。ホイールと連結されたブレーキローターをブレーキパッドで挟み込み、パッドとローターの摩擦で停止します。ブレーキパッドはブレーキキャリパーというパーツでブレーキローターに押し付けます。

ディスクブレーキには2種類のピストンがあります。「フローティングピストン」と「対向ピストン」です。フローティングピストンは内側のパッドを押さえつけるときに発生した反力を利用し外側のパッドを引きつけます。「対向ピストン」は複数のピストンを利用し、両側から直接ピストンを押し出します。現在は「フローティングピストン」が主流の仕組みになっており、理由は必要な部品が少なく済むためです。

2.ドラムブレーキ:円形のドラム内側にブレーキシューという摩擦材を押し付けて制動力を発生させるブレーキです。低コストで制動力が強いことがメリットですが、放熱性が悪い点がデメリットです。ディスクブレーキよりも歴史あるブレーキで、後輪に使用されていることが多いブレーキです。

3.エンジンブレーキ:ブレーキを踏まずに車の速度を抑えるブレーキです。AT車ではアクセルを離したり、シフトをDから3や2へ下げることで制動力を得ることができるブレーキのことです。マニュアルミッション車ではギアを下げることでエンジンブレーキが発生します。長い下り坂などブレーキを踏み続けると危険な場面で推奨されているのがエンジンブレーキです。

4.排気ブレーキ:主にトラックやバスなどの重量が重い車両についているブレーキです。別名「エキゾーストブレーキ」という名称のブレーキで、エンジンブレーキを補助します。排気管の途中にあるシャッターで排気ガスをせき止めて、エンジンの回転速度を抑制することによりエンジンブレーキがかかる仕組みです。

5.回生ブレーキ:電気自動車に搭載されているブレーキです。駆動回転力として出力しているモーターをアクセルオフの時は発電機として作動させ、発電時の回転抵抗を制動力として利用するブレーキです。アクセルオフだけでブレーキを踏まなくても良いくらい大きな制動力を発生させることができます。

車検とブレーキ検査

車検で行われるブレーキ検査では「ブレーキがしっかり効くかどうか」です。検査テスターでタイヤを回し、ブレーキを踏んだ時の制動力を確認して正常に機能していれば合格です。そして「前後左右バランス良く作動しているか」という点も検査されます。制動力は出ていても前後に差があったり、左右で差がある場合は不合格になってしまいます。これは急ブレーキ時に車両が真っ直ぐ止まらない危険があるからです。

車検だけでいうとブレーキパッドの残量が少なくても制動力に問題がなければ合格することになります。ただし整備工場で車検の際に行う法定点検ではブレーキパッドの残量を点検してもらえるので、今後の安全な走行のために交換を勧められる場合があります。この点はユーザー車検などと違って、整備工場での車検が安心安全のために重要な役割を担っていることが分かる点でもあります。車検の合格や不合格だけの判断基準ではなく、ブレーキもプロの目で判断してもらうことが大切です

ブレーキの交換時期?

言うまでもありませんがブレーキは車を止めるためにとても重要なものです。故障していると事故に繋がり、人の命も車の命もブレーキが利かないために失ってしまうかもしれません。定期的に整備工場などで点検・交換をしてもらうようにしてください。車検だからという理由は関係なく、日頃から安全のために気を配ることは大切です。続いてパーツごとの交換時期について紹介します。

・ブレーキパッド:交換時期は通常4年。摩擦耐久が4万キロ以上5万キロ未満と一般的には言われています。多く車を走らせる人(1年に1万キロ以上走らせることがある人)は、走行距離を目安に交換するようにしましょう。新品状態では10mm程度ありますので、残量が2~4mm程度になったら交換する必要があります。摩耗した状態のままではローターを傷つけたり、摩擦熱によってブレーキフルードが沸騰してブレーキが効かないなどの状況になりかねません。

・ブレーキホース:経年劣化によってヒビや柔軟性がなくなるとブレーキの効きが悪くなったり、ブレーキフルード漏れの危険性が高まります。ゴムと特殊繊維で構成されるパーツで、ブレーキをかけた時の圧力の剛性を維持する重要な役割をもっています。ブレーキホースも重要なパーツなので、定期的に点検してもらうことが大切です。

・ブレーキローター:輸入車ではディスクローターとブレーキパッドの両方を摩耗させて制動力を高めているため、ブレーキパッドの交換をする2回に1回はディスクローターの交換も必須となります。国産車ではブレーキローターが摩耗しにくい利点がありますが、定期的な交換をしておくことで安定した制動力を確保できるメリットがあります。ブレーキローターも定期的な交換が必要となりますので、整備工場で点検してもらいましょう。

・サイドブレーキ:サイドブレーキの種類によって交換時期が異なります。ブレーキワイヤー式の場合は、ワイヤーが伸びるので定期的に調整や交換が必要になります。最近は電動サイドブレーキが主流になっていますが、電動式といってもリアブレーキパッドやブレーキシューを作動させているので、定期的なブレーキ点検をしておく必要があります。サイドブレーキの使用だけでは、ブレーキパッドやブレーキシューが減ることはほとんどありません。

・ブレーキキャリパー:10万キロメートル走らせても大丈夫なほどの耐久性があります。ただしゴムシールが劣化してブレーキの作動に影響が出たり、ブレーキフルード漏れが発生することもありますので、ブレーキキャリパーも車検の際など定期的にメンテナンスを行うことがおすすめです。

まとめ

ブレーキといっても様々な構造があり、箇所によって注意する点もあることを知っていただけましたでしょうか。ブレーキのことを改めて知る機会になったら嬉しいです。走行する上でとても重要なパーツで故障すると大きな危険が伴いますので、車検の時などに整備工場でしっかりメンテナンスや点検をしてもらいましょう。特にブレーキは走行状況や環境によって個体差が出てくるので十分注意してください。ちょっとでも不具合を感じた時にはすぐに整備工場へもっていきましょう。ブレーキ整備は国から認められた認証工場、指定工場でしか行うことができません。そして信頼できる整備工場へお願いすることが大切です。

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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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