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車検とテールランプの関係を教えます!どんなテールランプが車検に通らないの?

投稿日:2021/02/02

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車検の時、テールランプのどこを点検するかご存知ですか?今回は、車検時にテールランプのどこを検査するのかご紹介いたします。ご自分でテールランプをカスタマイズしている人は、どこまでカスタマイズしていいのかを見直せるきっかけになります。テールランプの役割などについても合わせてご紹介いたします。 車検前に、どのような点を検査するのかチェックしましょう。

テールランプとは

テールランプ(=尾灯)は、夜間や悪天候時に点灯することで、車の存在を伝える役割をもっています。夜間に点灯させることが義務付けられているため、ヘッドライトと連動していることが多いです。 テールランプの他、ブレーキランプやバックライトも自動車後面についている灯火類です。後続車に、車が減速していることを伝える役割、車が後退(バック)していることを伝える役割があります。 また、リアフォグライトというライトもあり、霧や大雨時に車の存在を知らせます。こちらは、普段あまり点灯する必要がないライトです。

一般的に、購入した状態でカスタマイズしていなければ車検に通るかと思いますが、ご自身でカスタマイズした場合には車検に通りにくい可能性があります。かっこよくカスタマイズしていても、車検に通らない・危険な状態で公道を走行させることは大変危険です。ご自身の車を後続車が認識できるよう工夫をしましょう。

車検とテールランプの関係

車検の時、テールランプは保安基準に基づいた状態になっているかをチェックします。保安基準に基づいた状態になっていないと、「整備不良車」のため公道を走らせることができません。車検にも通らず、警察に職務質問をされる可能性もあります。保安基準に基づいた状態であるかを予め確認しましょう。

保安基準は、この状態でないと「車両の安全を確保できない」という基準でもあります。そのため、車検に通らず整備や部品交換、修理などが必要になります。 また、「整備不良」の車両になってしまうので、罰則の対象となります。反則点数1点、罰金7000円が課せられるので、整備不良の状態で走らせることはやめましょう。テールランプが保安基準に適合していないと事故に繋がる恐れがあり危険です。

車検に通らないテールランプ

車検に通らないテールランプは、どのような状態なのでしょうか。 テールランプの電球が切れている場合、車検に通りません。また、ライトの光(光量)が弱くても車検が通りません。LEDのテールランプに交換したからといって車検が通らないということはありません。ただ、LEDがひとつ点灯しなくなっただけで保安基準を満たさないテールランプもあります。球切れをしているのかどうかわかりにくい欠点や光量が足りなくなって車検に通らないことがあります。

公道で走らせる状態になっていない「整備不良の状態」では、車検は通りません。片方のテールランプが割れている・球が切れているなどの状態では車検が通らないので、修理・電球交換をする必要があります。どこかにぶつけてしまい割れた状態のまま放置しておくのはやめましょう。 また仮に事故でテールランプを破損した場合、配線に不具合が生じている可能性があります。そのため、配線から合わせて点検する必要があります。割れやヒビなどの破損を修理しても、配線が直っていないと点灯しないので、事故・故障の場合はすぐに修理や点検を整備工場に出すようにしましょう。放置は危険です。

車検に出す前にテールランプをチェックしておこう!

車検に出す前にテールランプの状況を確認しておきましょう。ご自身でカスタマイズしたテールランプは車検に通るテールランプでしょうか。テールランプの点灯状態はご自身で確認することが難しい上に見逃すことも有り得ます。整備工場での点検や修理をすることをオススメします。

・クリアテールランプ

テールランプは、赤色であることが規定です。保安基準以外のテールランプを取り付けることは違反です。クリアテールランプに交換した状態で車検を通したいと言う場合、電球や反射板(リフレクター)でブレーキやウィンカーが保安基準で定められた色や光量であることであるか確認が必要です。車検に通るかどうかだけではなく、自車のテールランプが原因で事故が引き起こされないためにも、普段から整備・点検も合わせてしておきましょう。

・スモークテールランプ

スモークフィルムを貼ってあるテールランプも当然ながら車検は通りません。夜間に後方から確認できない状態では大変危険です。真っ黒なスモークになってしまうと車検に通らないばかりか、光量が抑えられ薄暗くなってしまい危険な状態になるので車検に通らなくなります。保安基準を満たすスモークテールランプもあるようですが、使用過程で保安基準を満たさなくなってしまう可能性もありますので注意が必要です。

・ヒビが入った状態のテールランプ

多少のヒビであれば問題なく車検に通る可能性があります。ヒビが大きかったり、割れた状態であったりすると光が漏れ出てしまうので不適合です。光が漏れているかどうか、点灯した状態で確認しましょう。ヒビ割れから雨水などが侵入している状態もNGです。もし事故で割れてしまった場合は、配線なども不具合が生じている可能性があるので整備工場で点検しましょう。

・電球切れの状態

完全に消えている・光量が減っている状態では車検に通りません。光がどれくらい弱くなっているかはプロの目で判断してもらわないと分からないことが多いので、整備工場で点検してもらいましょう。また、球切れ状態では当然のことながら車検に通らないので、切れていないかどうかは普段から確認しておきましょう。

まとめ

テールランプと車検の関係性がお分かりいただけたでしょうか。保安基準に適合しているテールランプにしておかないと車検は通りません。保安基準に適合していないテールランプのまま走行してしまうと罰則の対象になってしまいます。ライトの光量が不足していたり、ランプが割れた状態や電球が切れた状態では車検に通らないことはもちろん、後続車に認知してもらえず事故の原因となってしまう可能性もあります。事故を未然に防ぐためにも普段から点検しておくことが大切です。そして自分でカスタマイズする際は保安基準に適合しているか確認しておきましょう。万が一、事故でテールランプを割ってしまった場合は、配線も破損していないか整備工場で点検してもらうこともおすすめします。自分自身と後続車のためにも、テールランプも異常がないか普段から気を付けておくと安全なカーライフを過ごせるでしょう。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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