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車検時に重要で必要なメンテナンスってどんなものがある?車検時にやっておきたいメンテはこれ!

投稿日:2020/04/22

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毎回、車検の有効期限が近づいてくるたびに、どこに頼むのか、費用はどのくらいなのかと悩む人が多いと思います。一律の料金ならいいのですが、実際には整備工場によりメンテナンス費用も異なるのが悩む原因となっています。そこで、車検の時に本当に重要なメンテナンスとそうではないメンテナンスの違いを解説し、車検の料金をもっと安くするためのポイントをご紹介していきます。

車検のために最低限しなければいけないメンテナンスは?

車検のために最低限しなければいけないメンテナンスさえしっかり行っていれば、最低料金で車検を通すこともできます。最低限のメンテナンスとは、車検において行われる検査に合格するためのメンテナンスということになります。それはいったいどのようなものなのでしょうか。

車検ではまず、ヘッドライト・スモールライト・ウインカー・バックライト・ブレーキランプといった灯火類といわれる部分のメンテナンスです。きちんと点灯、点滅し、レンズにひびや割れがないか、指定された明るさを満たし、指定された色かなどのチェックを行います。ヘッドライトは明るさとともに光軸が許容範囲におさまっているかが重要なポイントです。スピードメーターもきちんと動作することと、実際の速度と表示速度の誤差が設定された範囲内に正しく表示されるかをチェックします。

次に各種保安部品の確認、オイル漏れ、ブレーキの残量、タイヤ溝の深さ(原則1.6mm以上)、マフラーやジョイント部分から排気漏れがないかの排気ガス検査、そして車の直進性を確認するサイドスリップ検査が行なわれます。

あまり重要ではないメンテナンス内容もある?

重要ではないメンテナンスというのはありませんが、例えばワイパーブレードなどは最低限の機能さえあればいいので、交換したほうが安全ではありますが、車検の為という事であれば重要とは言えないでしょう。これは同じようにエンジンオイルなどの油脂類にもいえます。

これらの消耗部品がまだ使える状態であるなら、交換してしまうと整備費用は割高になる原因と言えます。特に、多くのディーラーなどでは、車検の時点ではまだ使用可能で交換が必要ではなくても、次の定期点検までに交換が必要と判断すると交換を推奨するなど、独自の基準を設けている場合が見受けられます。部品を早めに交換する事自体は間違いではなく車検整備とともに安心感は高くなりますが、車検費用の見積もりを確認して、自身の使用状況において交換が必要な部品なのか、求めている以上に高性能な部品を使用していないのかをチェックすることも重要です。

車検時に絶対やっておく方が良いメンテナンスとは?

消耗部品や油脂類のメンテナンスは車検時に行うのが理想です。ご紹介したのはあくまでも車検を最低限の費用で通すため車検項目に該当する箇所です。したがって、消耗部品や油脂類の交換が重要ではないわけではありません。消耗部品や油脂類は走行距離や月日によって劣化するので、こまめな点検と交換が必要になります。また、こまめな交換が必要でなくても、何年か置きに交換が必要なものもあります。これらは普段あまり気が付かないうちに劣化が進み他の機関に影響を及ばす可能性があります。乗用車なら2回目以降2年に一度の車検は交換するのに良い機会となるのです。

車検は2年に一度のメンテナンスのチャンス

また、車検時には問題なくても劣化が進み、何か月後には不具合が発生し結果として交換することになるとなる部品もあるので、車検時に事前に交換したほうが良いのです。中でもブレーキ関連部品は車検時にきちんとメンテナンスを受けることをおすすめします。ブレーキ関係には、ブレーキオイルの交換やブレーキパッドなどのメンテナンスが該当します。車検ではその時点で基準となる制動力があれば検査を通りますが、他の消耗部品と比べても事故に直結する安全走行に欠かせない重要なパーツなので、早めの交換は必須となります。そのため、いずれは交換することになるので、車検時に同時に交換したほうが、結果的に安く上がることになります。

ユーザー車検にはリスクもある

一番車検費用を節約できるのは、自分で陸運局・支局へ車両を持ち込む「ユーザー車検」です。しかし、検査の時に不具合が見つかった場合は、整備して再度持ち込む必要があり、結果的には車検費用が高額になることもあります。また、車検に通っても保安基準に適合しただけなので、交換時期になった部品や消耗品は改めて交換・メンテナンスする必要があります。ユーザー車検には費用的なメリットは確かにありますが、しっかりとした知識と経験がある人以外はプロに依頼するしたほうが安心であり、費用的にも安く済むことにもなります。 万が一メンテナンスしていない事が原因で事故を起こしてしまえば、安く済んだ車検費用の何倍もの修理代が掛かってしまいます。

日頃のメンテナンス次第で車検も安くすむ

メンテナンスを怠るとツケは車検時にやってきます

車検までの2年間、何もメンテナンスしない人も意外と多いのです。特に新車を買って3年後の車検まで何もしなかったという方が多くいます。そんなに走ってないし、新車だから壊れないし調子も良いというのがその理由です。しかし、本当にそうでしょうか?新車時と比べて燃費が悪くなっていたり、エンジンの音が大きくなっていたり、ワイパーなどの消耗品が変形したりしていないでしょうか。そんな場合、車検時にこれらの消耗品の交換時期がまとまって高額出費となる可能性があります。

自分でやれるメンテナンスはたくさんある

車検を安く上げるためには、日頃のメンテナンスが重要なのですが、法定点検をちゃんと受けること以外にも、自分でやれるメンテナンスもたくさんあります。例えば、タイヤなどは空気圧不足で燃費が悪化したりしますし、タイヤ自体のひび割れや溝の減り具合を確認しておかないと事故の可能性も高くなります。運転前に目視でもいいし、判断が付かなければ整備工場で点検してもらうと安心です。

エンジンオイルも半年から1年に一度、あるいは5千キロごとに交換し、オイルレベルゲージがあればオイルの量のチェックも可能です。ウインド・ウォッシャー液はホームセンターなどで買って自身で補充することもできます。放っておくとガラスに傷が付いたり、雨の日に視界が塞がれて危険な状態になります。これらも整備工場で見てもらうと安心です。

異常を感じたらまずは整備工場へ

異音や異変を感じたら、早めに整備工場で点検してもらうことが重要です。早めのメンテナンスが大きなトラブルを防ぐ場合も多くあります。また、オイルやワイパーの交換のタイミングやタイヤの状況なども見てもらうだけでも整備工場は利用できます。そして、「次の車検の時にはこれを交換する必要がありますよ」と教えてくれます。例えば、タイヤの交換時期が来ているのなら、車検の時に慌てることなく事前にタイヤを選んでおいて交換することもできます。

まとめ

信頼できる近くの整備工場を見つけておくのが車検やメンテナンスを安くする最大のポイントです。ディーラーでもアフターフォローを丁寧に行っている所もあるのですが、担当者が異動になったりすることが多いので、主治医のように自分の愛車のことを良く知っている整備工場の方が相談もできて安心です。貴方は行きつけの整備工場はありますか?行きつけの整備工場はドクター輸入車ドットコムで探すことをおすすめします。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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