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車のエアコンフィルター交換は簡単な場合と難しい場合がある!エアコンフィルターの役割と交換時期もチェック

投稿日:2019/08/21

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車内の温度が上昇する夏になると気になるのがエアコンの匂い。久々に使用すると埃っぽい匂いが吹き出し口から飛び出してきます。また、目詰まりでもしてるのかエアコンの利きが悪いような気もします。そんな時は家庭用のエアコン同様に、エアコンのフィルターを取り換えるか掃除したほうが良いとはわかっていても、いったいどこにあるのかがわかりません。また、自分で取り外せるのでしょうか?

エアコンフィルターとは?

車のエアコンには家庭用エアコンと同じように交換が可能なフィルターが装備されていて、花粉や粉じんなど外気中に含まれる様々な微粒子を取り除くようになっています。車のエアコンは外気も導入出来る構造のため非常に汚れやすく、長期間使ったフィルターには、ホコリや花粉、虫の死骸が付着するなどしていて、そこを通過した空気は吸いたくないものです。

また、煙草を吸う人や車内で食事を常にとる人、そしてペットを同乗させる人の場合は、それ以上の異臭と毛などが付着しているはずです。さらに、PM2.5などという健康に直接害のある物質さえエアコンフィルターがろ過してくれるのです。

そして、フィルターが目詰まりして効きが悪くなることと、風量が落ちるとエアコンのエバポレーターが冷えすぎて、凍結を防ぐためにコンプレッサーが停止しやすくなって冷房能力が低下する場合もあります。

 

エアコンフィルターはどこにあるの?

家庭用のエアコンと違って、車のエアコンは吹き出し口しか見えないのでフィルターの存在自体を知らない人も多いかと思います。ではエアコンフィルターはどこにあるのかというと、車種によってさまざまなのですが最も多いのがグローブボックス裏です。また、インパネ中央の下にある車種では、2分割になっていることもあります。さらに、ボンネットを開けた助手席側のウインドウ下にあるケースもあり、輸入車に多く見かけます。

軽自動車など、ダッシュボード下の構造が簡素なものは比較的見つけやすいのですが、普通車になるとかなり奥まっているので、見つけることは困難な場合が多くなっています。

エアコンフィルターの交換方法とは?

もっとも多いタイプのグローブボックス裏にある場合は、一度グローブボックスを外さなければなりません。また、ダッシュパネルの一部を外さないとならないものもあり、ほとんどの場合は取り扱い説明書に記載されています。フィルター自体の取り外しは比較的簡単で、フィルターの枠からツメを押して浮き上がらせたりして引き出すことが一般的です。フィルターは車種によって形状が異なりますが、ボックス状になっているので、取り外しの際には埃などを落とさないように慎重に移動させる必要があります。

エアフィルターを交換する時期の目安

一般的な車のエアコンフィルターの交換時期は期間にすると1年、距離では10,000kmが一般的な目安とされていますが、この通りに交換する人はほとんどいないのではないでしょうか?気にしている人でも、車検の時に交換するぐらいでしょう。多くの場合、新車を買ってから手放すまでの間、特別匂いが気にならなければ交換していない車も珍しくありません。中古車の場合は、以前使用していた方の匂いがかなり気になるので、交換することがあるかもしれません。

しかし、1年、10,000kmという目安はそれなりに信憑性があって、特に走行距離が多いと10,000㎞でかなり汚れます。これは主に利用する地域でも差があり、渋滞が多く発生する地域ではもっと短い間隔の方が良いほどです。閉め切った室内にフィルターを通った空気が入るのですから、嫌な匂いで気分を害する以上に、最近は花粉やPM2.5などにより空気中の粉じんが増えているので、健康面に影響が出ても不思議ではありません。従って早めの交換が必要であり、毎年交換するのがおすすめです。

交換以外の方法

一時的に嫌な匂いを消すだけならエアコン消臭剤があり、エアコンの室内空気取り入れ口付近のフロアに置いてエアコンを室内循環にし、霧状の薬剤を循環させて消臭するタイプや、排水ホースから泡状の洗浄薬剤を注入するタイプなどがあります。エアコン消臭ではエバポレーターを洗浄し、繁殖したカビや雑菌を除菌することで不快な臭いの発生を抑制します。自分でも出来るのですが、カーショップでも行っていますので依頼することもできます。

他にも空気の吹き出し口に取り付けたり、エアゾールタイプなどの消臭剤もありますが、エアコンの奥深くまで届かないので、効果は限定的で一時的に気分をリフレッシュさせる目的で使うほうが良いでしょう。

エアコンフィルターは整備工場で交換

交換は自分できるものが多いのですが、車種によっては内装パネルを外したり、場所が極端に狭い部分に装着されている場合もあり、車のフロアに潜り込んだりと場所やスペースも必要となります。交換しやすい車種では取扱説明書に記載されていますが、なにも記述がない場合やディーラーでの交換が推奨されている場合は、かなり手間が掛かると思います。

点検などの際に整備工場でついでに交換を頼み、プロにやってもらう方が時間の節約と確実な作業が保証されます。

エアコンフィルターの種類

どうせ交換するならば、少し性能の良いものを選ぶのも良いと思います。交換用のフィルターは純正品でなくても、各パーツメーカーが出している車種専用のものであれば問題ありません。性能的には、ベーシックなものでも、細かい粉塵、チリ、埃、花粉などをしっかりブロックする除塵効果、抗ウィルス剤を採用しウィルスの活動を抑制する高い抗ウィルス効果、フィルターに付着した菌やカビの発生を抑制する抗菌、防カビ効果、そして脱臭効果が期待できます。

さらに、プレミアムなタイプでは、これらの機能にプラスして、フィルターで補足したスギ花粉やダニの死骸に含まれるアレル物質の活動を抑制したり、フィルターからビタミンCが放出され肌にうるおいを与える機能、そしてペット臭(アンモニア臭)をカットしり機能を持ったものも発売されています。交換する時に整備工場で相談したり、カーショップで様々な製品を比較するのも良いかもしれません。しかし、どんなに高性能なフィルターを付けるより、こまめな交換をする方が効果的であることも覚えておきましょう。

まとめ

最近は一年中エアコンを付けっぱなしという事も多いと思います。そうなるとこれまで言われていた1年、1万㎞という目安は考え直した方が良いかも知れません。フィルター自体の性能は向上しており、様々なリスクを低減してくれていますが、交換時期を大幅に伸ばすというような機能向上はありません。そして、さらに問題となるのは、フィルターの目詰まりによってエアコンの冷却効果が損なわれたり、故障の原因になることです。ますます夏の暑さが厳しくなり、40度を超えることも珍しくなくなった現在、エアコンが正常に機能しないという事は生命の危険にもつながりかねません。フィルターをこまめに交換することで、そのようなリスクを低減できるのなら、面倒くさがらずに修理工場などで、ぜひ交換をリクエストするようにしましょう。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]