Dr.輸入車ドットコム Dr.輸入車ドットコム

インフォメーション

整備

車検に通らないエアバッグとは?エアバッグがなくても大丈夫?

投稿日:2023/02/20

メインの画像

エアバッグは、衝突事故が起きたときに衝撃を吸収する重要なアイテムです。乗員を保護する役割があるため、近年発売したクルマのほとんどに標準で装備されています。しかし、いわゆるクラシックカーや旧車と呼ばれる昔のクルマには搭載されていない場合もあります。また、カスタムによってエアバックを取り外したいという方もいるでしょう。エアバッグが装備されていなくても車検に通るのでしょうか?

この記事では、エアバッグと車検の関係について解説します。

エアバッグがなくても車検に通る?

エアバッグは、一定の衝撃をクルマが感知した際に作動する装備です。シートベルトと同様に乗員を守る役割があります。安全に関わる大変重要な装備でありながら、保安基準にはエアバッグの有無について記載がありません。そのため、エアバッグがなくても車検に通る場合もあります。

具体的には、もともとエアバッグを搭載をしていないクルマに関してはエアバッグが付いていなくても車検に通ります。標準装備されているクルマであっても、エアバッグ警告灯が点灯していなければ、取り外した状態でも問題ありません。

エアバッグ警告灯が点灯すると車検に通らない

エアバッグ警告灯の点灯は、システムに異常があることを示しています。つまり、エアバッグが作動しない可能性だけでなく、なんでもないタイミングで作動する可能性がある状態です。車検ではこれが正常でない状態と見なされてしまいます。

エアバッグ警告灯の消し方

ステアリングを交換してエアバッグを取り外した際、警告灯が点灯してしまう場合があります。このように意図的に外したのであればエアバッグキャンセラーで対処できます。エアバッグキャンセラーとは、擬似信号を送って異常がないことをクルマに伝え、警告灯を消灯させる部品です。しかし、社外品の場合は正しく機能するかどうかわからないため、不安な方は整備工場などプロに相談するといいでしょう。

また、エアバッグを取り外していないのにも関わらず警告灯が点灯した場合には、電子部品やセンサーの故障が考えられます。なるべく早めに修理・点検を依頼しましょう。

任意保険におけるエアバッグの注意点

エアバッグの取り外しにあたって、任意保険においても気をつけなければならないことがあります。エアバッグの取り付けを条件に保険を契約している場合、取り外した旨を必ず申告しなければなりません。申告しなかった場合、万が一の時に保険料が支払われない可能性があります。

まとめ

エアバッグは、今や当たり前のように装備されるようになったアイテムですが、警告灯さえ消えていれば車検に通ります。カスタムなどで取り外す場合には正しい知識を身につけたうえで手を加えましょう。




信頼できる輸入車整備工場の検索サイト「Dr.輸入車ドットコム」

https://www.drimportcar.com

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

車検・点検修理の依頼はこちら

おすすめ記事