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車検でアライメント調整?検査項目や調整する理由について解説

投稿日:2023/02/05

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「アライメント」についてご存じでしょうか。アライメントはタイヤ周辺の各部品の位置関係を指し、歪んだままだと事故につながる危険性があります。

この記事では、アライメントの概要や調整する重要性、車検との関係を解説します。

アライメントとは

アライメントとは、車体に対するタイヤの角度や位置関係のことです。

クルマのタイヤホイールの周りには、サスペンションやステアリングに関連するさまざまな部品があり、それぞれが適正に配置されていないと正常に走行しません。クルマの安全性や走行性能を高めるために、アライメントの調整は非常に大切です。

具体的には、次の角度の調整を行います。

・トー(トウ):クルマを上から見た時のタイヤの角度

・キャンバー:クルマを正面から見た時のタイヤの角度

・キャスター:クルマを横から見た時のタイヤの中心からの角度

アライメントが歪む原因

道路から受ける衝撃によって、アライメントは歪んでしまいます。特に縁石に乗り上げてしまうなど、大きな衝撃を与えるとアライメントにも深刻な影響が及ぶでしょう。また、タイヤの空気圧が減っていたり摩耗しているまま走行するとアライメントが歪むといわれています。

アライメントが歪むと次のような症状が起こります。

・ハンドルが取られる

・ハンドルセンターがズレる

・曲がりにくかったり、曲がりたい方向に進めなかったりする

・ブレーキを踏むとクルマの進行角度が曲がる

・クルマが真っすぐ走らない

・クルマがフラつく

・タイヤの減りに偏りが起こる

・特定の速度を出すと振れる

上記のような症状は、重大な事故にも繋がりかねません。定期的な点検・メンテナンスをし、クルマのコンディションを整えておきましょう。

アライメントが関係する車検の検査項目

アライメントが関係する車検の検査項目は「サイドスリップ検査」です。測定装置にハンドルをまっすぐにした状態でクルマを載せて実施します。この検査でクルマがまっすぐに走らなければ車検に通りません。

サイドスリップ検査の合格基準は「1m走行した際の横滑り幅が5mm以内」です。この基準に適合させるためにも、アライメントの調整は重要といわれています。

車検でアライメントを調整してもらえる?

車検でしてもらえるアライメントの調整は「トー」のみです。基本的にはキャンバーやキャスターの調整はしてもらえません。

整備工場によっては実施している場合もありますが、アライメント調整は「アライメントテスター」が必要なため、場所が限られます。そのため、アライメント調整を依頼したいときには、事前に確認しておきましょう。

まとめ

アライメントは、クルマを真っ直ぐ走らせるために必要な調整です。歪みに気づきにくい箇所ですが、縁石に乗り上げないよう気をつけて運転する、タイヤが摩耗していないかを定期的に確認するなど防止できる方法はあります。正しい知識を身につけたうえで、安全運転を心がけこまめにメンテナンスしましょう。




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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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