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車検の必須項目は?点検の際の項目や注意ポイント

投稿日:2019/02/19

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自動車を所有していれば必ず受けなければならない車検。

そもそも車検とは「自動車検査登録制度」の略です。車検は保安基準に適合しているか定期的に検査・確認するためのもので国土交通省が検査を行います。

自動車を購入後に受ける車検は「継続検査」とも呼ばれ、本来、車検は陸運支局の検査場で行わなければなりませんが、認定工場に指定されている整備工場では、自社工場で車検整備を行い保安基準適合標章を発行することができます。

最近では格安のユーザー車検など所有者自らが車検を通すケースも増えていますが、安心安全に乗るためにはプロの点検が欠かせません!自動車整備のプロであるメカニックはエンジンのかかり具合や音、振動や匂いからも不具合を発見します。

車検ではプロのメカニックはエンジンだけでなくブレーキやハンドルなど様々な項目をチェックしますが、今回は車検でのチェック項目に加え、ユーザーの皆さまもチェックできる項目をご紹介しますので車検に向けての参考にしてください。

車検での点検項目について

車検でチェックする点検項目は大きく分けると「外観・外回り」「車内・内装」「装置・機能」の3つがあります。さらに車高を調整するためのサスペンションやパーツ装着などカスタマイズを行った車両で気を付けなければならないことも合わせてご紹介します。

〈外観・外回り〉

外観・外回りでのチェック項目その1は「灯火装置」です。灯火装置にはヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、バックランプ、ナンバー灯、ウインカーなどがあり、特にヘッドライトはスモール(ポジショニングランプ)、ロービーム、ハイビームがそれぞれ点灯するか、ロービームとハイビームの切り替えができるかどうかのチェックが必要です。

光量・光軸が保安基準に適合していない場合にはバルブ(電球)の交換や光軸調整が必要になり、バルブを被うレンズの破損により光が漏れている場合にはレンズの交換が必要となります。クリアレンズの場合には保安基準に合う灯火色が装着されているかどうかの確認が必須になり、色褪せなどで灯火色が鮮明でない場合は安全のため交換が必要になりますので、一度愛車の灯火状態を確認することをおススメします。ウインカーは左右前後の点灯はもちろんハザードランプの確認も行います。

外観・外回りでのチェック項目その2は「足まわり・下まわり」です。足まわりとはタイヤ、ホイール、下まわりとは駆動系などがあります。

タイヤは残り溝が1.6mm以下になりスリップサインが出ていたり、釘などが刺さっていたり亀裂・ひび割れが発生している場合には安全のため車検をパスすることができません。外側から見ると溝が十分にある場合も、タイヤ内側だけ溝が減ってしまっている場合があるので注意が必要です。タイヤ空気圧によって溝の減り方が変わる場合がありますので、日ごろの空気圧チェックが大事になります!

ホイールは細かい擦りキズ程度であれば問題はありませんが、ホイールが変形している場合には車検不合格となる場合があり、ホイールナットやボルトの緩みがあれば脱輪の恐れがあるため、メカニックが厳しく最終チェックしていきます。

駆動系ではオイル漏れなどをチェックします。

エンジンの継ぎ目からのオイル漏れ、ドライブシャフトブーツやステアリングラックブーツなどゴム製品の破損・破れがないかを作業リフトで車両を上げた状態で確認し、ボールジョイントやブッシュのガタツキ、損傷を細かく点検します。

日頃から駐車場に黒いシミや何かが漏れていないか確認しておくと、早めの不具合発見に繋がることもあります。

外観・外回りでのチェック項目その3はガラスです。

ガラスといってもフロントガラス、側面ガラス(運転者までの側面ガラス)、運転者よりも後方のガラスの3ヶ所に分類されます。フロントガラスではヒビ・破損がないかを確認し、ヒビ・破損がある場合にはフロントガラスの交換やガラスリペアが必要になります。

フロントガラスや側面ガラス(運転者までの側面ガラス)に着色フィルムが貼られている場合や、透明なUVカットフィルムを貼っている場合でも透過率が足りずに保安基準不適合となってしまうことがありますので注意が必要です。なお、運転者よりも後方のガラスは着色フィルムなどが貼りつけられていても問題ありません。

〈車内・内装〉

車内・内装でのチェック項目はシートベルト、バックミラー、ホーンマーク、ギアパターン、発煙筒、メーターなどの確認です。

ステアリングにホーンマークが無いだけで車検は通らないのでステアリング交換をした場合には注意が必要です。また警報器(ホーン)がきちんと鳴るかどうかの検査と、ギアパターン「P」「R」「N」「D」などマークの確認も行います。発煙筒は使用期限内の物が取り付けられているかをチェックします。万が一の時に使えなければ大変ですからね。

メーターのチェックでは、イグニッションをONにしたときにすべての警告灯が2秒ほど点灯するかどうかの確認と、メーターパネルの照明がきちんと点灯するかを確認し、エンジンをかけたときにシートベルト警告灯やエアバッグ警告灯など警告表示灯が点灯していないことを確認します。

エンジンの異常を知らせるチェックランプなども点灯している場合は不適合となりますし、車が異常を知らせてくれているので車検に適合・不適合以前に必ず修理することが必要です。

〈装置・機能〉

装置・機能でのチェック項目はワイパー、ウィンドウウォッシャー、マフラーなどがあります。

ワイパーは拭きムラや拭き残しがないかどうか、正しく動作するか確認し、ウィンドウウォッシャーが正しく噴射され正常に機能するかどうかの確認も行います。マフラーは排気漏れがないかどうかの確認を行い、異常がある場合は補修や交換を行い適正な状態にすることが必要です。いつもより音が大きくなった気がする・・という方は早めにチェックした方が良いですね。

〈カスタマイズ(改造)車両の注意点〉

自動車の所有者の中には車両のカスタマイズを楽しむオーナー様もおられると思います。車高調整式サスペンション、いわゆる車高調やエアロパーツ・ドレスアップパーツなどの装着をしている場合には車検に通らないカスタマイズがあるということも覚えておきましょう。

車高を下げたことによりタイヤとフェンダーが接触していないかどうか、エアロパーツやドレスアップパーツが確実に装着がされているかどうかを確認しタイヤやホイールが車体より基準値以上に外に出ている場合は危険ですし、車検不適合となりますので改善が必要になります。

最低地上高や灯火器の取り付け高さが基準内に収まっているかどうかを、資格を持ったメカニックが保安基準に照らし合わせて確認します。車検に通る改造かな?と気になる箇所がある方は、事前に整備工場へ相談しておくとスムーズに車検に合格する事ができると思いますよ。

車検チェック項目のまとめ

車検でのチェック項目はこのように数多くあります。スムーズに車検合格するためにも、日頃の点検・整備やメンテナンスを信頼できる整備工場で欠かさず行う事と、オーナー自身が愛車ドクターとなることが車検合格への近道なのかもしれません。

[Dr輸入車ドットコム編集部]