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気にしたことはありますか?車検証にあるQRコードはどんな意味があるの?

投稿日:2021/04/28

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皆さんは車検証をじっくりと見たことありますか?車検証の下にQRコードがついています。このQRコードは何の役割があるのでしょうか?今回は車検証についているQRコードについて紹介します。

QRコードとは

QRコードは1994年に誕生した二次元コードのことです。制作したのは自動車部品メーカーのデンソーで「高速読み取り」を目的としたコードです。『Quick Response』の頭文字から「QR」という名前がついています。自動車部品工場や配送センターなどで利用することを考え誕生した現在は馴染み深いQRコードですが、当時は珍しく不具合も多かったそうです。現在はQRコードの利便性は高く、大量の情報でも早く読み込めるので事務作業などにおいて特に多く利用されています。

車検証にあるQRコードの役割

車検証にQRコードがつくようになったのは、2004年の「車検証改訂」に伴って導入されました。普通自動車の車検証には8個、軽自動車には3個QRコードがついています。それぞれQRコードを読み込むと「自動車登録番号」「登録年月日」「車体の形状」「車体の重量」など様々な自動車の情報をスマートフォンなどの端末で確認できます。また情報の共有や編集が簡単にできる利点があります。

QRコードがあることで何が便利?

QRコードが車検証についたことでどのようなメリットがあるのでしょうか。第一に車検証の偽造を防止ができます。QRコードを読み込むと自動車の全ての情報が分かります。そのため偽造された車検証かどうかも紙媒体とQRコードの情報に相違があれば分かるということです。偽造することは犯罪で、簡単に偽造ができなくなりました。

第二に情報の取得がコンピューターで行えるため、とても速く事務処理などが行えます。整備士やディーラーなど自動車関連の業務をしている方にとって効率的に物事が進むようになりました。陸運局での活用がよく見られ車両情報の変更や検査に必要な書類をデジタルデータに起こす作業がスピーディーにできます。また民間車検工場や整備士、ディーラーなどでも幅広く車検証のQRコードは活躍し、顧客情報の電子化が容易になったので整理しやすくなりました。

第三に人為的ミスが削減されました。機械でも100%作業が行えない場合があります。その要因は人間が操作していることにあります。ミスを絶対しない人がいないのは当然のことです。機械を操作した人間が誤った操作をすることでミスに繋がるわけですが、QRコードを読み込む作業だけであればミスは出ません。情報を取り出し確認ができるQRコードは人為的なミスを減らせることができた素晴らしいシステムです。

QRコードは、携帯で読み込める

車検証についているQRコードはスマートフォンや携帯のQRコード読み込み機能によって読み込めます。車検証QRコードを読み込むためのアプリもいくつかリリースしており、中でもアフターマーケットに分類される中古車査定会社などで重宝されています。「車名」「走行距離」「ボディカラー」など付加情報を入力できるアプリもあります。情報を簡単に転送できる点も業務が迅速に行える利点です。

一般ユーザーでもQRコードをスマートフォンで読み込みと自動車の情報がスマホで確認できます。QRコードはとても便利ですが、車検を受ける時などは電子データではなく車検証そのもの(紙媒体)が必要となりますので大切に保管しておきましょう。基本的に車検証は道路運送車両法第66条によって車載義務が定められています。「自動車は自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ運行の用に供してはならない」とあるため、QRコードで読み込めるから車載しない、車内に置いていないという状態は望ましくありませんので注意しましょう。

QRコードを使った便利機能

とあるカー用品ショップではアプリケーションソフトに車検証のQRコードを読み込む機能を搭載し、車種によって装着できる部品の詳細などが分かります。便利に活用でき、また車の知識がない人でもカー用品ショップのアプリから車検QRコードを読み込むことで、車に必要なパーツなどの情報が分かるのはとても便利です。例えば、乗っている車にヘッドライトの電球を変える時にどれが合うのか数が多くあって分からなくなることはよくある話ではないでしょうか。そういう時こそQRコードを読み込んで調べれば自分で探して購入できるので、店員さんに声をかけにくい人にとっては大変便利です。

またフリマアプリなどで自動車を個人で販売する時なども車検証のQRコードを読み込むことで車両情報をすぐに登録できます。手入力だと知識があるないに関わらずミスをする可能性も考えられるので、QRコードを読み込んで正しい情報を迅速に入力できるので便利です。個人間での売買は特に車両情報の不備・ミスなど知識がない人同士でやり取りをしてトラブルが発生する可能性も考えられます。そういった点においても正確な情報を登録することは大切です。

今後ますますデジタル化が進むことが予想されるので、車検証のQRコードがあるとどのような使い道があるのかを把握しておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。車検証にQRコードがついていることに気づいていなかった方、気付いていたけど何のためなのか分からなかった方もいらっしゃったのではないかと思います。QRコードを読み込むと車両情報がスマートフォンでも確認できるのは便利ですね。今後は車検証のQRコードから読み取れる情報が増えるようです。様々な活用方法で私たちユーザーの利便性も高まるかもしれないので楽しみですね。

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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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