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車検には発炎筒が必要なのか?何か決まりがあるものなの?

投稿日:2020/08/27

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車検には発炎筒は絶対必要で、使用期限もあります。ところが、車に搭載されている発炎筒を気にする人は、あまりいないと思います。それどころかグローブボックスの奥底にしまっていたり、見たこともない人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、車検における発炎筒の役割と発炎筒の使い方やチェック方法について解説します。ところで、発炎筒と発煙筒の違いを知ってますか?

発炎筒

えっ?発炎筒と発煙筒は違うの

発炎筒は、事故や故障などのトラブルが発生して車を路上に停止させなければならない場合、その緊急事態を後方の車両に知らせるために使用し、追突などの二次災害を防ぐ非常信号の役割がある非常に大切な道具です。特に、高速道路上の事故防止に効果があり、遠くからも良く見えるので、見かけた人も多いのではないでしょうか。 この車に装備することを義務付けられているのはハツエントウですが、“発煙筒”ではなく“発炎筒”です。そして、車への装備が法令で義務付けられている保安部品は「発炎筒」の方で、正式名称は「自動車用緊急保安炎筒」といいます。 また、搭載する発炎筒は、日本工業規格 (JIS) D5711による基準に準じた製品でなければいけません。

発炎筒を装備しないと罰則はあるの?

道路運送車両の保安基準(道路運送車両法に基づく国土交通省令)によって、自動車(二輪自動車を除く)には非常信号用具、ここで言う発炎筒の装備が義務化され、JIS D5711によって有効期限が4年と定められています。 結論から言うと発炎筒を装備していなくても罰金や減点などの罰則はありません。しかし、特別な調査が行われることもあり、その場合には整備不良だとされて、15日以内に発炎筒を用意する必要があります。 通常は車を購入したらわざわざ発炎筒を取り外すことはありませんが、新車ならどこにあるのか、中古車や譲り受けた車ならその所在を確認しておくことが重要です。

発炎筒にも使用期限があるのを知っていますか

発炎筒は古くなっていても使用できることもあるのですが、燃焼時間が短かったりその火力が十分でなくなったりする危険もあります。そのため、正常な効力が発揮できる期間として4年という使用期限が設定されています。 そして、新車の場合は購入してから4年間なのでわかりやすいのですが、中古車の場合は有効期限を確認しておかなければなりません。発炎筒の有効期限は横に大きな字で記載されてるので誰にでもわかるはずです。車検整備や点検などの時には整備工場でチェックしてくれますが、4年という期限が車検のタイミングとはずれているのでうっかりミスが出やすいのです。 期限が切れている場合は、カーショップなどで購入ができます。

車検での発炎筒

ここからが今回の本題である車検での発炎筒の意味です。たかが発炎筒と油断すると車検に通らないこともあるので、注意が必要ですよ。

発炎筒がないと車検は通りません

発炎筒は、道路運送車両法上で「非常信号用具」として、車載が義務付けられているので発炎筒がないと車検には通りません。そして、あればいいというわけではなく、燃焼時間が5分以上、炎の色は赤色炎、そして光度が160カンデラ以上とJIS(日本工業規格)に基づいた性能であり、4年という期限内でなければいけません。他の検査と異なり、試すわけにはいかないのでこのような規格が定められているのです。

必ず所定の位置に置いておく

発炎筒は置き場所もチェックされます。すぐに使用できる位置に置くのが良いのですが、所定の位置というのが保安基準で決められていて、そこにないと車検は通りません。その場所とは、運転席のドアポケット、助手席のドアポケット、運転席のダッシュボード下横、助手席のダッシュボード下横となっています。 足元を覗くとダッシュボードの下、ドアの前あたりにはめ込まれているのを見たことがあると思います。

使用期限切れの発炎筒は交換

車検整備を依頼する場合、発炎筒がなかったり有効期間切れだとそのことを指摘されますから、業者が用意する発炎筒を利用するか、自分でカーショップやインターネットで購入して検査前に業者に届けておきましょう。

LED発炎筒とは?

最近はLEDの発炎筒が増えています。LEDの発炎筒は使用期限がなく、半永久的に使用可能ということと、単三アルカリ乾電池2本分で約20時間も点灯し、しかも取り扱いが簡単なので人気があります。ただし、これも通常の発炎筒と同様に国土交通省保安基準適合品でなければ車検には通りません。自身で選ぶのが不安な場合は車検業者に頼みましょう。最近は、普通に発炎筒の交換も依頼するとLEDの発炎筒になって納車されることが多くなっています。業者にとっても使用期限を気にせず常備できるので効率的なようです。

また、発炎筒自体に使用期限はありませんが、電池の劣化はあるので、いざという時のために単三アルカリ乾電池の予備は必須です。 そして、良いことづくめのLED発炎筒ですが、LEDライトですから夜間なら200m離れていても危険を知らせることが可能ですが、炎ではなくLEDの光なので、昼間はあまり目立たないという欠点があります。

発炎筒を実際に使用する時の手順

発炎筒を具体的に使用するのはどのような時でしょうか? まずは、高速道路での故障やパンク、そして事故などで停車が必要になった場合に、三角表示板ととともに、発炎筒で後続車に危険を知らせる必要があります。 また、踏切内で車が動けなくなった場合も、踏切の非常ボタンを押すと同時に、発炎筒で電車に危険を知らせる必要があります。 さらに、カーブなど見通しの悪い場所で停止せざるを得ない場合や、夜間など視界が悪い場合は後続車に危険を知らせるために発炎筒を使います。 ところが、このような場合でも発炎筒の利用を躊躇する人が多いのです。発炎筒を利用するほどでもない、すぐに動かせる、恥ずかしいといった理由からですが、自分と他の車両に乗っている人の命にかかわることですから、万が一の時には躊躇せず利用しましょう。それによって怒られることはありません。

通常の発炎筒の使用方法

LEDではない通常の発炎筒の使用方法は次の通りです。

・発炎筒を助手席や運転席の足元から取り出します。

・キャップを外して本体を取り出します。

・キャップに付いている擦り板で発炎筒を点火します。

・点火したら筒先を道路に置いて後続車に危険を知らせます。

なお発炎筒は花火のように炎と煙が勢いよく出るので、燃え移りやすいものがないか周辺に注意しておきましょう。特に注意するのはトンネル内では決して使用しないことです。LEDなら大丈夫です。 また通常の発炎筒は一回使ったらおしまいなので、水で完全に火を消してから一般ごみとして廃棄します。そして、使用したらすぐに新しいものを補充する必要があります。

LED発炎筒の場合

LED発炎筒は簡単にいえばLEDライトですから、スイッチを入れると赤色のLEDが点滅することで危険を知らせることができるので簡単です。

発炎筒を買い替えよう!実勢価格は?

発炎筒は、使用期限が切れているので、期限が切れる前に新しいものに買い替えて置きましょう。 発炎筒にはJIS規格がありますが、規格に準じた製品ならメーカー純正のものではなくても大丈夫です。ネット通販でいったいどのくらいの価格なのか見てみましょう。

発炎筒の商品例と価格例

サンフレヤーACE 自動車用緊急保安炎筒 発炎筒 小 

楽天価格:457円 (税込)

燃焼時間:5分以上 炎色:赤色炎 光度:160カンデラ以上 規格:日本工業規格 JIS D5711 寸法:φ27×135mm 重量:約100g 薬量:約83g 有効期間:4年 標準の発炎筒です。燃焼時間や高度など、JIS 企画に準じていることがわかります。

エーモン 非常信号灯

Amazon価格:価格:982円

LED:高輝度LED9灯・発光色:赤(点滅) 連続点灯時間:約20時間(アルカリ乾電池使用時)・使用電池:単4アルカリ乾電池×2本(別売) 点灯テスト用電池付属・防水性能:IPX3相当 底面マグネット付・32φmmホルダー用アダプター付属 いわゆるLED発炎筒です。点灯テスト用電池は付属されていますが、 連続点灯時間を実践するには別売で単4アルカリ乾電池2本を用意する必要があります。  このように通常の発炎筒もLED発炎筒も1000円以内で購入できるので、期限が近い場合や一度使用した人は気軽に購入できます。

まとめ

いかがですか?たかが発炎筒、されど発炎筒。使う機会がないのが理想ですが、万が一の場合命を守る頼れるアイテムであることがお分かりになったと思います。だからこそ、車検では厳格にチェックされるのです。そして、車検整備を依頼される整備工場でも発炎筒は必ずチェックしており、必要なら新しいものを取り付けられるように常に在庫しています。これを機会に自分の車の発炎筒をチェックしてみてはいかがでしょうか。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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