インフォメーション

整備

スタッドレスタイヤはいつ履き替えるのが適切?寿命と交換時期もしっかり理解しておきましょう

投稿日:2019/10/30

メインの画像

皆さんは肌寒い季節になると「スタッドレスタイヤに履き替えなきゃ」という意識に変わるかと思いますが、具体的にはどのような時期に交換するのが理想的なのでしょうか。一般的にタイヤの寿命は、3~5シーズン程度と言われているので、その点も踏まえてご紹介いたします。

スタッドレスタイヤ

雪道、凍結した道路上などで滑らず安全に走る為に開発された冬用タイヤです。普通のタイヤと比べると駆動力や制動力をより大きく路面に伝える工夫がされているタイヤです。製品によっては、氷点下の道路でも柔らかさを保つゴムを使用して道路をしっかり掴み、凍結した道路でも滑りにくい形状の溝を持っているものがあります。

従来ではスノータイヤに金属製のスパイクピンを埋め込んだスパイクタイヤが使われていました。凍った道で安定した走りができるのですが、積雪が無い道路を走るとアスファルトを削ってしまい粉じんが巻き起こるため気管支喘息など健康被害が発生したことから、スパイク(釘など)を無くしたタイヤにしても走れる性能のあるスタッドレスタイヤが開発されました。 「スタッド」とは、スパイク(釘など)のないタイヤなので、スタッドレスタイヤです。

冬の道路とスタッドレスタイヤの関係

タイヤが滑りやすい原因は、路面上の氷や雪が融けてできた水が作った膜です。水の膜がタイヤと氷の間に入り滑らせるので、スタッドレスタイヤは水の膜を逃がし路面とタイヤを密着させる為滑りにくくなる性能があります。 柔らかい素材のタイヤを使用することで、より凍った路面に密着できるようになっているので、低温時でもやわらかさを保ちやすい素材を使って路面のデコボコにしっかりと密着します。

スタッドレスタイヤの選び方

①車両メーカーが指定したタイヤサイズに合ったものを選ぶ

②自分の走る路面の状況を考えてお店の人と選ぶ

スタッドレスタイヤの交換時期

新品のスタッドレスタイヤに履き替えた時には、タイヤ表面の脂や汚れを取る為に雪のない道路で200kmほど慣らすとよいでしょう。その為、履き替えるタイミングとしては、初雪から1ヶ月前がおすすめとされています。また、夏にスタッドレスタイヤを履き続けるのは危険です。冬用に作られている為、基本的にはゴムが夏用と比べて柔らかくなっています。結果として、夏の乾いた路面では特に、制動距離が長くなりブレーキの効きが悪くなります。

また、スタッドレスタイヤを履いているならチェーンは要らない?と思うかもしれませんが、チェーンもしっかり持っておきましょう。スタッドレスタイヤだと振動や騒音がチェーンと比べて少ない点や乾燥した雪道でも走れる点、取り外しの手間がない点などがメリットです。スタッドレスタイヤを履いておけば問題ないように思えますが、高速道路で「チェーン規制」がある場合、スタッドレスタイヤであっても装着が必要となる場合があるので、スタッドレスタイヤを履いているからと言ってチェーンが要らないということはありません。必ず、車内に常備しておきましょう。

スタッドレスタイヤの交換方法

ホイール付きのスタッドレスタイヤであれば、ジャッキアップをしてホイールボルトを外し、4本交換して完了です。 ご自身でもできると思いますが、安全性を考えるとプロの方に交換をしてもらう方が確実ですので、お近くの整備工場などでお願いしましょう。 (交換したタイヤをそのまま保管してくれるサービスをしているショップもありますので、相談してみるのも良いかもしれません。)

お店で頼む時には時期を考えて持ち込まないと、シーズンになってタイヤ交換待ちの列に並ぶ必要が出てきます。ちょっと早めに交換しておくことで、待つ時間が短くなりますし、雪が降ってから交換するのでは間に合わないので、十分余裕を持たせておくことも大切です。 また、シーズンをずらすことで、多少お安くタイヤ交換をしてくれるサービスがあるかもしれませんから、信頼できる整備工場やタイヤ交換を行っているショップのスタッフと相談して決めることをオススメします。

スタッドレスタイヤの寿命

①タイヤの溝をチェックします。

スリップサイン(タイヤの溝の中にある突起)を見ることでチェックできます。スリップサインが露出してくる時は、溝の深さが1.6mmを切っているサインで、6か所あるスリップサインが1つでも露出していたら危険信号です。保安基準不適合となり法令違反となってしまいます。

100円玉を使ったタイヤの寿命チェックする方法があります。 100円ダマのフチから1までの長さは約5㎜の為、新品スタッドレスタイヤの溝の深さは、約10㎜ですからしばらく使用して、数字の「1」が見えた段階では50%摩耗していることがわかります。

②スタッドレスタイヤについている「プラットフォーム」もチェックします。

スタッドレスタイヤの側面に上矢印が書かれた部分にあります。新品の状態から溝の深さが50%以下になっていることを示しています。 スタッドレスタイヤは、タイヤの溝山が50%以下になるとスタッドレスタイヤとしての性能が低くなってしまうので新品時の50%までが使用限度と定まっています。通常タイヤとして使用できますが、長時間使用するとゴムが硬くなってしまい効果がなくなってしまうので、その点も意識しながら履き替える時に様子を見ましょう。保管状態や使った期間によって異なってきます。

また一般的に経年劣化によるゴムの寿命もありますので、古いスタッドレスタイヤはあまり使わない方がいいでしょう。タイヤの製造年週は側面数字の4桁から知ることができます。 例えば、「1819」であれば「第18週目」「2019年」を意味することになります。2019年に入って18週目に作られたタイヤということになります。 指で押しても弾力がない、側面にひび割れがあることなどが分かれば早めに交換することが大切です。

スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法

基本的に、タイヤを保管する時大切なポイントは以下の通りです。

①直射日光・雨風にさらされない場所に置く

②空気圧を基準の半分程度に下げて平積みにして置く

また、スタッドレスタイヤを履いてる時は、急ブレーキや急発進をしない走り方を心がけましょう。コーナーもゆっくり丁寧に曲がるようにすることで、タイヤを長持ちさせることができます。雪道を走ることが想定されて作られているタイヤなので、摩耗軽減のため出来るだけ乾燥路を走らないようにすることも重要になってきます。 使用状況に応じてタイヤを履き替えることも、安全第一のドライブに繋がっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 スタッドレスタイヤに交換する時期などがご理解頂けたら幸いです。

ホイール付きのスタッドレスタイヤであればご自身でもジャッキアップして交換をすることが可能ですが、やはりプロの方にお任せした方が安全ですので、安全面を考慮したうえご自身でタイヤ交換をされるか、整備工場にお任せするかを判断してださい。 スタッドレスタイヤに履き替えるということは、冬季の安全を第一に考えての事だと思いますので、タイヤ選びは安さよりも性能を重視し、安全第一に楽しい冬のドライブを過ごしましょう!

[Dr.輸入車ドットコム編集部]