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車検にかかる時間はどれくらいなのか?最長でどれくらい?把握しておくと困ることはありません

投稿日:2020/08/06

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車にとって必ず必要なのが車検です。車検は自家用乗用車であれば初回が3年に1回、その後は2年に1回行う必要があります。そして、車検では費用もそうですが、なるべく時間もかけずに終わらせたいと思うはずです。特に初めて車検を迎える人にとってはどれくらいの時間がかかるのか見当もつきません。そこでこの記事では車検にかかる時間の目安と、より短時間で終わらせる方法について紹介します。

業者によってかかる時間が違う車検

車検は、ディーラー、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンド等、依頼する業者によってかかる時間が変わります。そして、業者によって数時間で終わることもありますが、1週間近くかかる場合もあります。同じ車検なのになぜ違いが発生するのでしょうか?業者によってかかる時間とその理由を解説します。

一日車検とは

これは、その日のうちに車検が終わるということです。条件にもよりますが、朝一で車を預ければ、整備は点検、検査まで含めて夕方には終わらせてくれます(車検証の受け取りは数日後)。つまり、車検は最短1日で終了できるということです。整備が必要な箇所があれば数日かかることもあります。

ディーラーの場合

新車ディーラーには整備工場が併設されています。新車を購入した後の点検や修理と同様に、車検を依頼することも多いと思います。何年も付き合っているので安心感もあり、車検の時期が近づくとちゃんと連絡をくれます。もちろん、新しい車を薦められるのですが、基本的に車関係は全部お任せ出来て便利であるというメリットがあります。 しかし、ディーラーに車検を依頼すると時間がかかると言われます。クルマを預けてから納車されるまで通常2、3日以上見ておいた方が良いでしょう。 その理由は、チェック項目の多く、丁寧に車検整備を行っているということがあります。ディーラーは、メーカーの看板を背負っているため高品質な整備が求められているので、速さよりも質を重視しているのです。場合によっては必要以上に慎重になる場合もあります。

しかし、サービススタッフとともに営業サイドからも顧客管理が徹底しているので、車検を希望する顧客の車の使用状態を的確につかんでおり、何曜日が都合良いのか、代車の必要があるかなども熟知しています。また、特定の車種を取り扱う事もあり、どのくらいの整備が必要かも知っているので、前もって必要な部品をそろえておいて工場が空いてるときに入庫させることで、時間がかかるというデメリットを補っています。 ただし、顧客以外のユーザーに対してはマニュアル通りの受付になり、車検にかかる日数も多くなりがちです。

整備工場の場合

整備工場では、一般的に国産車の車検だと1泊2日で完了する場合が多いです。つまり、月曜日に持ち込んで、火曜日中に引き取り、もしくは納車されるというスケジュールとなります。しかし、車検が集中する時には車を預かっても整備に入れず、2~3日以上かかる可能性もあります。 整備自体は車検整備をこなす台数も多く、熟練度の高いメカニックが多いので安心できます。また、メーカーを問わず頼めるので頼りになります。あらかじめ空いてる日にちを確認すれば余計な日数をかけないで最短で終わらせることもできます。

車検フランチャイズ店の場合

いくつかある車検フランチャイズチェーン店は速さを武器にしています。車検を専門的に扱い、台数をこなす戦略なのでスピードに定評があります。予約をして事前にチェックしてもらい必要な部品を手配してもらっておけば数時間で終わるので、待合室で待っている間に終了したり、午前中に預けて午後に引き取りというスピード感があります。 速さの理由は、通常メカニック一人一台が作業を行いますが、車検チェーン店では複数のメカニックが1台の自動車に着手するため、スピーディーな作業ができるのです。ただし、車検のついでに、気になる他の部分も直してもらいたいなど、といった車検整備以外の作業は断られたり時間がかかる場合も多いので、そういった場合は整備工場を利用した方が良いでしょう。

カー用品店の場合

最近では大手のカー用品店でも、車検を積極的行っています。事前予約を行い、見積もりを取るために車検前に一度チェックすることで、予約した当日待っている間に車検を完了できる店舗もあります。 整備工場の規模やマニュアル化されたシステム、そして整備士の数も多く、フランチャイズ店に引けを取らない場合もあります。また、待合室も完備され居心地も良いので評判も良いようです。また、車検を利用することでポイント等が付与されて、カーグッズが安く購入できる店舗もあります。

ガソリンスタンドの場合

ガソリンスタンドで車検の受付を行っているのを良く見かけると思います。通常、その場で整備するのではなく、別の場所にある自系列の整備工場や、提携している整備工場で行います。そのため、混み合っていると時間がかかり、2、3日かかる場合もある可能性もあります。常に利用するガソリンスタンドは利便性も良く、地元であること多いので安心感はありますが車検や整備を専門に扱っているわけではないのと、実際に整備を行っているスタッフが常駐していないので、何か質問や連絡事項があったり車検整備後の不具合などについて確認したい時にスピーディーな対応ができない可能性があります。 大型の店舗ですと整備工場を併設している所もありますので、その場合はスピーディーに対応していただけるでしょう。

ユーザー車検の場合

ユーザー車検は、自ら陸運事務所に車を持ち込んで検査を受け、書類を作成します。そのため中間に業者を通さないので不具合がないのであれば、2~3時間で終了します。慣れていれば30分ぐらいで終わる可能性もあります。しかし、陸運事務所までの往復等を考慮すれば、よほど近くに住んでいない限りは半日かかると思った方が良いでしょう。また、車に不具合が見つかった時は、出直しとなって整備後に改めて再検査しなければならないので、時間に余裕があるか自分である程度の整備ができる人以外は注意と知識が必要です。

車検の流れ

車検にかかる時間は以上ですが、車検の手順を知っていれば、その理由も納得いくはずです。

1 車検に合格するための点検や整備(数時間〜半日程度)

2 検査(30分〜1時間程度)

3 書類の手続き(30分程度)

4 車検証やステッカーの発行手続き(約1週間)

指定整備工場なら1~3を自社で行い、認証整備工場は1のみ自社で行い、書類を作成のうえ陸運事務所で2~4を行います。 直接陸運事務所に行くユーザー車検以外では、どの車検業者でも車検合格後には、関係書類をまとめて陸運事務所に持ち込んで新しい車検証と車検ステッカーを受け取ってきます。手続きが完了すると業者からユーザーに連絡されるので、車検を依頼した店舗に取りに行くか郵送してもらい受け取ることになります。

車検にかかる時間を少しでも短縮するには

上記のように車検にかかる時間はそれぞれ異なりますが、車検整備や検査にかかる時間はあまり変わりがなく、異なるのは整備スタッフの人数や設備等、店舗の事情やシステムによるものであることが分かります。一台の車検自体にかかる時間は、点検だけであればどこでも数時間あれば終わるのです。そして、少しでも時間を短縮する方法も同じです。

事前予約

急に車を持ち込んで行くのは厳禁です。まず、事前に予約を入れ予約スケジューリングを確認したうえで車を持ち込みます。予約は早い方が良いのですが、少なくとも1週間前には予約しておきましょう。

見積もり

実際に車を確認しないと交換部品がわかりません。車種や年式によっては、常備している部品が使えず、部品手配に時間がかかってしまう可能性もあります。部品が到着しないと整備が進みません。そのため、事前に車を持ち込み、見積もりを取ってもらう事で必要な金額とともに部品の手配も済むので、整備当日の作業がスムーズに行えます。

国産車の場合は短時間で車検を完了することができたり、ほとんどの整備工場が作業対応しています。しかし輸入車の場合は国産車と違った構造のため点検に時間がかかったり、部品手配に時間がかかることもあるため短時間車検は行っていない店舗が多く、なにより輸入車自体対応していない整備工場が多いので車検を断られるケースもあります。ですので輸入車は信頼できる輸入車整備工場へお願いすることが大切です。

まとめ

車検に出す時期が近づいているのはわかっていても、ついつい後回しにしがちです。そのうち車検切れなんてことになりかねません。そうなると、余計に車検に時間がかかってしまう可能性もあります。現在はパソコンやスマホから簡単に車検予約をすることも可能ですから早めに行動しましょう。もし、わからないことがあれば、お近くの整備工場に問い合わせてみましょう。丁寧に説明してくれるはずですよ。

[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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