Dr.輸入車ドットコム Dr.輸入車ドットコム

加盟店ブログ

整備日記

H22 プジョー308 エンジン不調、水漏れ、ブレーキローター、パッド磨耗修理

投稿日:2023/03/03

メインの画像
こんにちは!
今回の御車はH22 プジョー308 です。
エンジン不調、水漏れ、ブレーキローター、パッド磨耗修理でご入庫いただきました。
チェックランプ点灯、ダイアグノーシス診断の結果、シリンダーの故障コードがありました。

●ダイアグノーシス● ダイアグノーシスとは、電子制御されたエンジンにおいて、各種センサーが正常に作動するかをチェックするための自己診断機能のことです。


NO,1シリンダーが失火しており、イグニッションコイル不良のため交換しました。
スパークプラグ交換しました


●イグニッションコイルとは● ガソリン-エンジンの点火プラグに,高圧電流を供給 するための変圧器です。ガソリンを燃焼するために必要なスパークプラグを作動させるための役割を果たします。
●スパークプラグ● スパークプラグは、エンジン内部の燃料と空気の混合気に火をつけ爆発燃焼させるための部品です。混合器を爆発させるために強い火花が要求されます。1分間に何百、多いときは何千回と爆発するため火花が発生する部位は徐々に摩耗が進みます。3万キロに一度を目安に交換をお勧めしています



水漏れ箇所はサーモスタット、サブタンクからでした。
サブタンク、ラジエータホース、ヒーターホース、ウォーターホース、サーモスタットを交換しました。



冷却水抜き取り、ヒーターホース交換しました。




ラジエータホース交換しました。





サーモスタット、サーモハーネスを交換しました。

●サーモスタット● サーモスタットとは、エンジン冷却水(LLC)の流れ(水路)をバルブの開閉により自動制御して、冷却水温を適温に保つよう調整するバルブ装置のことです。






ウォーターホースを交換しました。




ラジエータサブタンクを交換をしました。
LLCを注入しました。

●LLC● 冷却液(ロング・ライフ・クーラント:LLC)は、名前の通り、エンジン内部を冷やすものとして必要不可欠なものです。冷却液が不足すると正常に冷却されなくなり、エンジンが異常高温になってしまいます






フロントブレーキローターは磨耗しており、厚みの限度値が24mmのところ、23mmでした。
フロントブレーキパッドはパッドの厚みが2mmしかありませんでした。

フロントブレーキローターを交換しました。
●ディスクローター● ブレーキパッドで挟み込み制動力を確保する部品です。そのため摩耗すると異音が出たりジャダー(ブレーキを踏んだ時にゴトゴトする感じ)が発生する原因となります。








フロントブレーキパッド交換しました。
パッドはブレーキメンテナンスキットでグリス塗布しました。


●ブレーキパッド● 自動車のブレーキは回転している円い鉄板を挟んで停車させます。鉄板を挟む物をブレーキパッドと呼んでいます。この部品は石綿のようなものでできておりブレーキペダルを踏み込んだとき、回転中の鉄板を挟みます。そのためブレーキペダルを踏むたびにブレーキパッドは摩耗し減っていきます。車にもよりますが、新品のパッドの厚さは10㎜です。パッドの使用限度は残量1㎜なのですが、当社ではお客様の安全を考え、3㎜以下になりましたら交換をお勧めしています。
●ブレーキメンテナンスキット● 鳴き低減用グリス(鳴きを低減し、潤滑性能と防錆効果によりブレーキ部品を保護します)及びラバーグリス(スライドピン・ピストンの摺動部の防錆、潤滑効果を高めます)とブレーキクリーニング用専用ワイパーのセットです。













ブレーキオイルを交換しました。
●ブレーキオイル● ブレーキオイルはブレーキペダルを踏んだ力をブレーキに伝える重要な役割をしています。ブレーキオイルの難点は吸水性が高く使用していると少しずつ水分が混入されてブレーキシステム内部に錆を発生させてしまいます。その他にも混入した水分でペーパーロック現象を引き起こしたりと、ブレーキが効かなくなります。2年または20000㎞ごとの交換をお勧めしています。




エンジン下廻り洗浄しました。











おすすめ記事