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H13 クライスラー ジープ チェロキー ブレーキ異音、パワーウインドウ不良、助手席シートモーター不良、タイヤ内側磨耗

投稿日:2022/06/30

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こんにちは!
今回のお車はH13 クライスラー ジープ チェロキー です。
・ブレーキ異音
・パワーウインドウ不良
・助手席シートモーター不良
・タイヤ内側磨耗
でご入庫いただきました。



ブレーキ異音との事ですが、足回り点検したところ、フロントディスクローターの厚みは限界値22.7mmのところ、22mmでした。
厚みが薄かった為フロントディスクローターを交換ました。

●ディスクローターとは● ブレーキパッドで挟み込み制動力を確保する部品です。そのため摩耗すると異音が出たりジャダー(ブレーキを踏んだ時にゴトゴトする感じ)が発生する原因となります。








また、フロントブレーキパッドは厚さ1mmほどしかありませんでした。

●ブレーキパッド● 自動車のブレーキは回転している円い鉄板を挟んで停車させます。鉄板を挟む物をブレーキパッドと呼んでいます。この部品は石綿のようなものでできておりブレーキペダルを踏み込んだとき、回転中の鉄板を挟みます。そのためブレーキペダルを踏むたびにブレーキパッドは摩耗し減っていきます。車にもよりますが、新品のパッドの厚さは10㎜です。パッドの使用限度は残量1㎜なのですが、当社ではお客様の安全を考え、3㎜以下になりましたら交換をお勧めしています。



ブレーキメンテナンスキットでグリス塗布しました。

●ブレーキメンテナンスキット● 鳴き低減用グリス(鳴きを低減し、潤滑性能と防錆効果によりブレーキ部品を保護します)及びラバーグリス(スライドピン・ピストンの摺動部の防錆、潤滑効果を高めます)とブレーキクリーニング用専用ワイパーのセットです。




ブレーキオイルを交換しました。

●ブレーキオイル● ブレーキオイルはブレーキペダルを踏んだ力をブレーキに伝える重要な役割をしています。ブレーキオイルの難点は吸水性が高く使用していると少しずつ水分が混入されてブレーキシステム内部に錆を発生させてしまいます。その他にも混入した水分でペーパーロック現象を引き起こしたりと、ブレーキが効かなくなります。2年または20000㎞ごとの交換をお勧めしています。


ファンベルトはひび割れしていました。交換しました。
●ファン、クーラーベルト● 自動車を快適・便利に使用するための装備品を動かすために大変重要な部品です。これらのベルトが切れたり摩耗すると、エアコンやパワーステアリングさらには電気系統などに障害が発生します。約3万㎞位を目安にお取替えをお勧めしています。

パワーウインドウは運転席以外は動かないとのことでした。
配線を確認した所、断線していましたのでハンダ付け、絶縁テープで修理しました。

助手席のパワーシートモーターが不良でしたので交換しました。

タイヤは磨耗していましたので4本交換しました。

●タイヤの残り溝● タイヤの溝の深さは走行と共に摩耗し浅くなってきます。安全、安心にお乗りいただく為にも残り溝が3~4㎜程度になったらお取替えをお勧めしています。

足回り作業しましたのでブレーキテスターを行いました。





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