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H6 クライスラー ジープ チェロキー ブレーキ引きずり修理

投稿日:2020/08/26

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こんにちは!
今回はH6 クライスラー ジープ チェロキー です。
ブレーキの引きずり感があるとのことでご入庫いただきました。
ブレーキテスターで測定したところ、右リヤブレーキ制動力が出ない状態で引きずるような、固着しているような状態でした。

リヤブレーキは固着気味でホイールシリンダーは錆と漏れがありました。
またリヤブレーキシューも焼けている状態でした。



















分解し、ホイールシリンダーを交換しました。





























































リヤホイールシリンダーASSY新品と交換しました。
この部品は、ブレーキペダルを踏み込むことによりブレーキフルードに圧力をかけブレーキを作動させます。ブレーキキャリパの固着や液漏れなどがあるとブレーキが効かなかったり効きにくかったりします。固着や液漏れは事故の原因となりますので即お取替えとなります。


















































































リヤブレーキシューは残量3.6mmと2.2mmでした。
左右ともに交換しました。
ドラムブレーキはブレーキシュー(ブレーキライニング)をブレーキドラムに押し付けることによる摩擦力によって車を停止させます。ブレーキを使用するたびに減っていきます。交換を怠るとブレーキドラムに損傷を与えてしまいブレーキの効きが不安定になり危険な状態となってしまいます。



















































































ブレーキオイルを交換しました。
ブレーキオイルはブレーキペダルを踏んだ力をブレーキに伝える重要な役割をしています。ブレーキオイルの難点は吸水性が高く使用していると少しずつ水分が混入されてブレーキシステム内部に錆を発生させてしまいます。その他にも混入した水分でペーパーロック現象を引き起こしたりと、ブレーキが効かなくなります。2年または20000㎞ごとの交換をお勧めしています。








































規定トルクで締め付けました。
規定トルクはボルト、ナットを締める際、ネジ部を回転方向に回して締め付けていきますが、その際に必要な力のことを締め付けトルクと言います。締付けトルクはボルトの種類や締め付ける場所、目的によってそれぞれ適正値が規定されています。











作業後、最終点検をしました。
ブレーキの引きずりは改善しましたので作業完了です。




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